<テレビウォッチ>「相撲は大好きです。そのために私は裁判します。また間垣部屋に絶対戻ります」
大麻問題で解雇された元若ノ鵬(ガグロエフ・ソスラン)がきのう(9月11日)会見して、東京地裁に解雇無効の訴えと地位保全仮処分の申し立てをしたことを明らかにした。まさに前代未聞。相撲が新時代にあることを浮き彫りにした。
「ちょんまげだけ切ってください。親方泣いた。自分も泣いた。相撲協会悪くない。間垣親方悪くない。私が悪いです。裁判やるのは良くない、それもよく分かりますけど、相撲戻るのために裁判やります」
「日本の警察許した」ともいった。だから許して……という論法だろうが、また「クビ」は別物だろう。
過去の力士の不祥事で協会が出した処分は、銃刀法違反で有罪でも譴(けん)責、障害致死容疑でも出場停止(判決確定まで)。解雇処分の例はない。今回の処分は重すぎるというのが主張だ。
「親方は、相撲に戻るのは無理、チャンスはないといった。若いときはだれでも間違える。悪いことしたと思いますけど、休場ならわかりますけど、クビはちょっと厳しいでしょう」
赤江珠緒は、「まさかこうした事態になるとは思わなかったですが」
大谷昭宏は、「仮処分は認められないでしょう。となると本訴になるが、そうなると11月には間に合わない。国外退去となるでしょう」
山口一臣は、「警察の不起訴は、解雇されて社会的な制裁を受けたからというのがある」
大谷はさらに、「薬物に対する世間の見方は、もう一度土俵に上がることを許さないだろう」という。
木場弘子も、「裁判に勝ったとしても、復帰はむずかしい」
山口は、「まだ20なんだから、相撲とは関係のない第2の人生を選んだ方がいい」
小木逸平が、「ただ、今まで月給が130万9000円だから、それで地位保全かもしれない。また、間垣親方の涙の意味を勘違いしているようだ」という。報知の記事を見せた。
親方はスポーツ紙に「『親子』として、今後の人生がんばれという気持ちだった」といっていたが、若ノ鵬は「戻ってこい」と受け取っているらしい。
赤江は「相撲がすきだったら、なんで? 相撲に対する認識が甘かったのでは」
それをきちっと教えてこなかった親方の問題でもあるだろう。