<テレビウォッチ>「阿部祐二の事件レポート」は、来年(2009年)2月に結婚式を予定していた男女の死。会社員の男性(26)と大学病院の事務員をしていた女性(25)は中学の同級生だった。

2人の死が判明したのはおととい。男性は川崎のマンション21階から飛び降り自殺、所持品から2人が同棲していた都内のマンションの場所がわかり、訪ねてみると10か所以上の刺し傷が残る女性の遺体が発見されたのだ。
「女性はある重大な悩みをかかえていたということです」(阿部)
阿部が女性の友人から聞きだしたところによると、女性には10年近くつき合っていた恋人がいたという。が、別れたあとの今年2月、その元恋人が自殺。その1か月後、同級生の男性と再会、2人は交際を始めて、同棲、来年には結婚と「ポンポンっといった感じ」(阿部)で運んでいた。
ところが女性は、元恋人の自殺は自分のせいだと悩み続けていたらしい。彼が何回も掛けてきた電話にずっと出なかったようだ、と友人は証言する。さらに友人は「婚約者が結婚相手としてふさわしくなかったのではないか」と話すのを、女性から直接、聞いたともいう。警察は、男性が女性を殺害後、自殺を図ったと見て捜査を進めているとのこと。スタジオ陣のコメントがつづいた。
冨田リカ「助けられなかったという自責の念にかられていた部分があったと思う」
加藤浩次「私だけ幸せになっていいのかな、という?」
阿部「自分の気持ちの整理ができなかったのでは」
加藤「時間をかけて考えるとか、結婚式を延ばすとかすれば……」
相澤英孝「揉めたとしても何ですぐ殺しちゃうのか」
加藤「核心はまだわからないですけどね」
周囲からそろって「まじめ」と見られていた2人だからこその悲劇といえるかもしれない。