汚染米販売先「公表せず」の「不気味」 農水省判断は妥当か

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   <テレビウォッチ>やれ産地偽装だの使い回しだのと、2年以上も次から次と出た食品スキャンダルに、とうとう真打ち登場だ。

これは悪質

   米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が、カビや農薬汚染などで食用に適さない「事故米」を食用に不正転売していた。「不正流通が確認されましたので」と農水相が発表したのが先週金曜日(9月5日)。内部告発によるという。

   取材に対して、三笠フーズの担当者は「現場(北九州の工場)の判断で」といっていたのだが、冬木三男社長(73)は6日、あっさりと「私の指示に間違いございません」と認めた。また理由については、「会社の経営が厳しかったので……」と。

   いつ頃からやっていたかについては、工場長が「前の工場長の時代から」と答え、「工場長はだれ?」と問われて、「親父です」。5年以上前からだと認めた。

   事故米は、農水省が保管する輸入米などのうち、カビや基準値以上の残留農薬を検出したものを、工業用に払い下げる。本来は工業用ののりなどの原料にしかならない。今回問題になった米のなかには、例の中国製ギョーザで知られたメタミドホスが含まれたものがあったが、うち295トンの行方がわかっていない。

   販売先は焼酎やせんべい業者など。新聞報道によると、事故米を正規米と混ぜて売っていたという。また、二重帳簿まで作っていたというから、本格的だ。

   赤江珠緒が、「これは悪質ですよね」という。

   吉永みち子が、「健康被害がないからいいという話じゃない」

   山口一臣は、「利ざやをかせいだというが、値段は10倍くらいになるんでしょう」

   「内部告発というが、チェックはどうなっていたのか」と赤江。

   小木逸平が「農水省の調査は行われていたが、偽の伝票にあった販売先を確認していなかった」と説明。調査は事前に連絡して行われていたと。

   農水省は例によって、健康に影響はないといっている。「ただ、基準値の5倍だそうで」と小木。「じゃあ、基準値ってなんなの」と吉永がいう。

   冬木社長は、「それらせんべいや焼酎は?」と聞かれ、「食べたことはありません」と答えているのだ。販売先について農水省は、「影響があるから」と、名前の公表を拒んでいる。

   松尾貴史は、「コメ焼酎は飲まないという人がでてきますよ」といった。公表しなければ、影響は全業者に及ぶ。農水省にはそれがわかっていないらしい。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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