<テレビウォッチ>福田首相肝いりの「社会保障の機能強化のための緊急対策、いわゆる5つの安心プラン」が公表された。
番組が整理した柱は、(1)高齢者が活力を持って安心して暮らせる社会 (2)健康に心配があれば誰もが医療を受けられる社会 (3)未来を担う「子どもたち」を守り育てる社会 (4)派遣やパートなどで働く者が将来に希望を持てる社会 (5)厚生労働行政に対する信頼の回復。
みのもんたが、「できんの? なってない、どうやって回復するの?」とか、(1)~(5)それぞれについてイチャモンをつけたところで、与良正男(毎日新聞論説委員)に解説役を振る。
与良は、「150項目あって、悪いことをやろうとしているわけではない。そんなにお金を使わないし、どんどんやって欲しい感じ。要は福田さんが優先順位をつけること」と言う。
しかしプランの中味はというと「概算要求の項目を前倒して寄せ集めた印象をぬぐえず、検討や改善、問題点を総点検するなどの文字が並び、具体的な期限や財源については示されていません」(ナレーション)。
来るべき総選挙に向けて、総花的な作文をつくったという感じなのだろう。舛添厚労相も、「これで選挙を戦うことになる」と明言している。
みのが、「もう1回、議員になれるかなれないか、そっちの方を優先しすぎているんじゃないの」と言うと、与良も「そうだ」と声を合わせていた。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト