<テレビウォッチ>番組のオープニングでは、きのう(7月28日)19時30分ごろJR平塚駅の改札口付近で起きた通り魔事件をとり上げた。
容疑者は、茅ヶ崎市に住むパート従業員の女(34)。刃渡り3.5センチの十徳ナイフで7人に切りつけ、6人に軽いケガを負わせた。
傷害の現行犯で逮捕された女は「死にたい気持ちがあり……他人を道連れにしようと思った」と供述しているという。
みのもんたが、1月の品川から先日の八王子まで、頻発している通り魔事件の内容をフリップで説明する。
与良正男(毎日新聞論説委員)は、「道連れというのが、誰でもよかったと、おそらく同じなんだと思う」と見立て、「家族とか友だちとのコミュニケーションが全然、とれていない。どこかで抑え役が必要なんだけどいないのが共通している」と語る。
「防ぎようがないですね」と、しみじみとした口調の、みの。
道あゆみ(弁護士)は「無差別殺傷事件が目につくんですけど、この事件はちょっと質が違うのかな、という気がしないでもない。似たようなセリフを吐いてはいるけど凶器の性質とか行動形態からすると、本当に人を殺す確定的な気持ちがあったのかなと思う」という見解。
与良は、「一部の新聞によると、父親を殺そうと思ったんだけど出来ずに、自分でも死ねなくて他人を道連れに、と言っている」と話す。
被害者が男性ばかりだったのは偶然なのか、それとも父親の代わりに狙ったからか。
みのが、「わが身はわが身で守るしかないような現状ですね」と結んだ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト