<テレビウォッチ>五輪が間近に迫った北京に、謎の美女軍団が大集結。じつは各地から選りすぐりの五輪コンパニオン300人超が合宿を行っているのだそうで、ダンスや立居振舞、マナーを身につけるために1日12時間の特訓中だという。
「これ、もうちょっとVTR見ていたかったかな」。糸のような目をした佐々木亮太アナが目尻を下げる。この流れに乗って、コメンテイターの村田晃嗣・同志社大学教授も鼻の下を伸ばしたコメントをするかと思いきや、案外に批判的なのだった。
「女性がメダルをあげる、美女をそろえるってのは、中国やオリンピックのモノの考え方はまだまだ男性中心じゃないかな、という気がします」
中国やオリンピックに限らなくても、たとえば日本のスパモニという番組で、メイン司会の2人を見比べるだけでも、男女についての古いモノの考え方が浮き彫りになってきそうなものだ。
ただ、毎日スパモニを見ていると――男性中心でも女性中心でも構わないので――男子アナもルックス重視で選んでほしいという思いが切実なところではある。
文
ボンド柳生