<テレビウォッチ>みのもんたが、「いちばん我々が信頼していたんじゃないですか……あってはならないことです」と残念そうに話しだした。厚木税務署に勤める東京国税局職員(45)が加重収賄容疑で逮捕された事件である。
不動産業者(38)の相続税が見逃されるように、コンピューターのデータを改ざんしたというもの。3回に渡って1000万円を受け取り、未納分5000万円が支払われたように装っていた。不動産業者も贈賄容疑で逮捕された。
高木美也子(日本大学教授)「5000万見逃してやるから1000万円キックバックってすごいですよね」
嶌信彦(白鴎大学教授)「プロですからね」
高木「どうやってごまかしたらいいか、いちばんよく知っていますから」
みの「国税にとって大きいんじゃないですか」
嶌「たぶん、厳しい取り立てはするけど、倫理はおれ達がいちばんと思っているのが国税庁なんですね。縄つきが出るというのはショックでしょう」
みのは、よほど国税を高く評価しているのか、「いちばん信頼できるところだと、私なんかは信じていますよ」と繰り返した。
容疑者の職員は懲戒免職処分となった。国税が受けたダメージも小さくないかもしれないが、一生を棒に振った職員の代償も、自業自得とはいえ、あまりにも大きい。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト