<テレビウォッチ>東京・東久留米市の人気ラーメン店の店長(45)が殺害された。全身30か所も刺されるという異常な状態だったが、店内を物色した様子はなく、店長の出自や不法滞在の中国人従業員、通報までに数時間もあったなど、なぞに包まれている。
事件があったのはおととい(6月28日)未明。店長は深夜12時に店を閉め、住み込みの従業員2人が2階にあがった後も片づけをしていたという。午前2時すぎに従業員が1階に降りて、東山さんが倒れているのを発見。隣の弁当店に助けを求めてきたため、弁当店の店主がラーメン店にゆき、状況をみて通報したのが午前3時だった。
被害者の店長は厨房の隣の倉庫に倒れていたが、争った跡なし。売り上げも金品も奪われていない。閉店の際に従業員が店長に渡したその日の売り上げ12万円も、それ以前の売り上げの60万円もそのままだった。店の外に血の付いたはだしの足跡があり、凶器とみられる血の付いた包丁が裏の畑に捨ててあった。畑にも足跡があった。
「壱藤家」は、横浜の人気店から派生したラーメン店で、「家」の名がつくことから通称「家系ラーメン」と呼ばれていた。太いストレート麺と豚骨しょうゆスープが特徴。2年前のオープンだが、小金井街道沿いに密集するラーメン店の中でも人気だったという。
店長は1990年に来日した中国人で、97年に日本国籍を取得している。2人の従業員(32歳と29歳)も中国人で、ビザが切れ不法滞在だった。この2人は日本語も充分でなかったというが、今回のことで、不法滞在が発覚したという。
さて、なぞ解きだが、迂闊なことは言えないから、皆ああだこうだ言うのだが、ぴりっとしない。カギは閉めたという。金はそのまま。中国人だからという筋も見えない。
笠井信輔が、「もし従業員がやったのなら逃げるはず。また、不法残留でそこにいれば捕まりますから、不自然なんですよ」
確かにそうだが、なによりもまた、警察が情報を出していないという臭いがする。プレスと警察の関係が気になる。