「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言っては失礼だが、毎回喋りまくるテリー伊藤。しかし、相手を糾弾しておいて、こうも軸足がぶれるのはいかがなものか……。
『岐短女』に続き京都産業大の男子学生3人……と、一躍落書きの「世界名所」として有名になったイタリア・フィレンツェの大聖堂。3度目に落書き疑惑が出てきたのは甲子園進出も近いという高校野球部の監督。
『スッキリ!!』はこれを取り上げた。
この高校は、水戸市内にある私立高校。校名を伏せていたが、昨2007年夏の茨城大会で準優勝し、今大会もシード校として参加する強豪。
『スッキリ!!』の電話取材で、県高校野球連盟の理事長は、疑惑のきっかけを「先週金曜日(6月27日)にネットの書き込みを見たという一般人から『落書きの問題を知っていますか?』と連絡があった」のだという。
調べた結果「映し出された写真に監督さんと奥さんの名前が載っているような感じでした」と。
「しかし、本人に連絡を取ろうとしても接触できず、学校側も連絡がとれなかったようで、話は途切れたまま。今日、学校側が本人に接触し、その結果を聴いて処分を決めたい」という。
『スッキリ!!』では、今回は確証が取れていないためか、ハートのマークの中に漢字で書かれている名前の部分にはボカシを入れた。しかし、『スッキリ!!』が6月25日放映した『岐短女』のケースでは、ハートのマークや名前がそのまま放映されている。
まず司会の加藤浩次が「絶対にダメですけど、いっぱいある落書きの中で日本人は1割と いうのでしょ。そこへ書いてしまおうという気持ちはわからないでもない。監督解任の話も出ているじゃないですか」と同情的。
これに呼応してテリーが「(解任は)ちょっとやり過ぎの気がしますよ。ドンドン世界中の観光名所で落書きが出てこないとも限らない。全部処罰しなければいけない」と。
さらにテリーは「今回は間もなく甲子園もはじまります。監督解任となると、選手たちはどうするのだと……。本人が『ごめんなさい』と謝ってチャラにしてしまえばいい」と。
25日の『岐短女』でテリーは、まだ未成年の短大生に「文書で謝罪ではなく学生自ら自費でイタリアに行って謝罪してこい」と吠えたばかり。
舌の根のかわかぬうちに、これでは???しかも、今回は立派な大人、指導的立場の監督だ。咬みつかれた『岐短女』はどうなる。朝令暮改と言われても仕方がない。