<テレビウォッチ>NHKのドラマ「監査法人」。公認会計士に求められるものはここ最近で厳しくなってきた。以前は、ある意味企業と仲良くやってきたのだろうが、粉飾決算事件などの影響を受けて厳しく、厳しく、という傾向にあるようだ。
松下奈緒と塚本高史が若き公認会計士を演じる。2人とも厳しく監査に当たるのを信条としている。ある企業の決算が「うそ」ばっかりで、これを彼らが承認しなかったことで、企業の株が下がって倒産してしまった。ところがこれが、企業をつぶしたがっていた銀行に利用されてしまったことが後で分かる。
また、別の会社で彼らの上役は会社と仲良くやろうとする。しかし若い2人は現場主義でいい加減なことは認めない。とても緊迫感があって見応えがあるドラマだ。橋爪功や長門裕之などわきも固めている。
以前、吉本興業の役員をやっていたころ、東京の責任者でもあったので、公認会計士とやりとりしたことがある。と言っても、当時はお昼を一緒に食べるのが大事な仕事、というぐらいだったけど。今だとそういう訳にはいかないだろう。
監査は厳しく、という流れはまだまだ強まりそうだ。まあ、いいことなんではないでしょうか。
まじめにやれば つぶれる企業 数しれず
*<編集部注>*
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