<テレビウォッチ>岐阜県の食肉卸兼小売企業「丸明」に持ち上がった牛肉偽装疑惑。叩き上げの『ワンマン』で有名だった社長の「従業員がやったこと」発言に対して、従業員の多くが一方的に責任を押しつけられたと憤慨してる模様で、とにかく取材に協力的。番組もネタには困らないようだ。
本日(6月24日)のスパモニでは、元従業員がナマ中継のロングインタビューで激白である。匿名・顔なしだったのは鳥越俊太郎的に残念だが、証言内容は生々しい。
なかでも、出演陣の表情と引っ張り具合からして、一番盛り上がったのが「緑の肉」である。ミンチ肉に消費期限切れの古い肉を混ぜていたが、その肉は表面がミドリ化していて、強烈な臭いがしたと元従業員は話す。「体に(臭いが)しみこんで、作業をしたあとは食事ができない」
社長はどうしてそんな肉を? 「単純に捨てるのがもったいないという考えだと思います」。そこで「緑色になったお肉も……ですか?」と赤江珠緒キャスターが話を蒸し返しつつ、突っ込みを入れる。「使える限りは使うみたいな……」と元従業員。番組にとっても、「緑の肉」は繰り返し使えるおいしい素材なのである。
元従業員によれば、社長はかなりの頻度で自ら古い肉を持ちこみ、混ぜるように指示した。ただし、社長の名誉のために記しておくと、緑色の部分は削り取っていたので「腐ってたとまでは言えない」(元従業員)。さらに付け加えるなら、丸明の肉は(安くて)美味しいと地元で評判で、今までのところ健康被害などの報告もないそうである。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト