「後期高齢者医療制度」を最大の争点とした沖縄県議会選挙は自民・公明中心の与党が負けた。与党が過半数を割り込むのは16年ぶりだそうだ。沖縄県民は後期高齢者医療制度にハッキリ、ノーを突きつけたことになる。
杉尾秀哉(TBS解説委員)「与野党とも幹部クラスがこぞって沖縄入りして国政選挙なみの応援態勢をしいた大事な選挙で、与野党逆転したのは後期高齢者医療制度の影響といえる。この制度をどうするかという話を国政でもやらなければならない」
みのもんた「山口の衆院補選と同じ流れですよね」
末吉竹二郎(国際金融アナリスト)「(与党は)選挙をしたくないんじゃないですか。先延ばしにして任期満了でやりたい感じだ」
みの「国民の気持ちの流れは変わらないでしょう」
杉尾「厚労省の試算で、所得の低い方の負担が増えると出た。これまで言ってきたことと逆。制度設計自体がおかしい。小手先の修正でいいのか、根本から議論しなきゃいけないと思う」
国民の声は、今こそ暫定税率をやめてガソリンの値段を下げてくれ、後期高齢者医療制度はいったん白紙にした方がいい、と叫んでいるのが大勢なのに、政府・与党は一向に耳を傾けようとしない。おとなしいと思ってバカにしているんだろうな、きっと。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト