ストーカー規制法違反の疑いで逮捕された宇都宮地裁判事の下山芳晴容疑者(55)が、こともあろうに桶川ストーカー事件の審理中、居眠りの常習者だったことが明らかになった。
『スパモニ』によると、下山容疑者は浦和地裁(現・さいたま地裁)に所属していた7年前まで、ストーカー規制法の契機となった桶川事件を担当していた。
殺された猪野詩織さん(享年21)の母親がまず「(当時の判事が)ストーカー行為をしていたことにすごい怒りが湧いているが…」と。
続けて父親が、下山判事は当時、審理中に「最初、顔が見えていたのが、そのうち段々首がたれて完璧に寝ている状態が何度もあった」とぶちまけた。
下山判事の居眠りは傍聴人の多くが見ていて疑問の声が上がり、そのうち担当からはずされたという。
赤江珠緒キャスターが「ご両親のお怒りはもっともですよね~」と。タレントの松尾貴史も「警察も裁判所も信用できないという印象を受けちゃいますね~」。
今回のストーカー事件で下山容疑者は、異動が決まった今年3月、会員登録していた山梨県内のネットカフェを訪れ、「個人情報のすべてを消去してくれ」と依頼していたという。
3月18日に被害女性から相談を受けた山梨県警が、女性の携帯電話の通話記録を調べるために請求した差し押さえ礼状を発行したのは下山容疑者だったことから、足跡を消す隠蔽工作に出たとみられる。
まじめな裁判官が大半と信じたいが、それにしても身分を保障され、人を裁く裁判官の実態がこれでは唖然、呆然だ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト