「この1か月は何だったんですか」とテリー伊藤が吠えた。「きのうの夜、環7から環8走ってみたんですけど、凄い渋滞でしたよ」
暫定税率再可決で、再びはねあがったガソリンをめぐって、全国で繰り広げられた大混乱。きょう(5月1日)の午前0時、カメラの前で124円の表示が157円になる。160円のところもあるんだから、「自民党はダメだね」「上がった使い道がわからないと、もっと腹が立つ」。間に合わなかった人はもっと嘆く。「ないと走らないんだからしょうがない」
これによって、一世帯あたりの月の負担増は1838円だという。しかしこれは平均で、最も高い北陸では2537円だそうだ。給油中の主婦たちも、「家計を切りつめるしかない」「食費ですかね」と笑う。
テリー伊藤は、過去10年間のガソリンの値段の推移表を出した。10年前がリッター92.5円。5年前が101.1円と段々あがって1年前が145.5円で、今回が160円。
「で、私の予想ですけど、5年後200円、10年後300円。これくらいいくんですよ。こんなバカな話がありますか」「現実にみんな車乗らなくなってきているのに、なんで道路作るんですか。作ったって使わないんですよ」
ロバート・キャンベルは、「ガソリン税そのものが悪いんじゃないと思う。それより、40年先に石油資源がなくなるというの分かってるんだから、日本の乗車率は世界一で1台に1.3人。政府は、燃費のいい車の開発とか、社会と交通という視点を明確にださないといけない」
テリーは「福田さん、一般財源化って耳障りはいいんだけど、地方では『必要な道路は作る』とみんな道路へ持っていっちゃうんですよ。こんなことってありますか。いくら何でも失礼ですよ」「一般財源化するといいながら、一方で道路特定財源を10年間維持するなんて、こんな矛盾ないじゃないか」
キャンベルは「暫定税率が10年も20年も続いていること自体が多くを語っている。なしくずしじゃなくて、明確なメッセージ出さないと」
テリーはさらに、「地方の活性化というけど、7割の人は怒っている。もっと怒っていいと思いますよ」
次のヤマは、12日以降といわれる「道路財源特例法案」の再可決だ。国民も、ガソリンの値段以上に関心を保って欲しいところだが……。