北京オリンピックの聖火リレーのスタート地を辞退した善光寺に、なにやらとばっちりの懸念。日刊スポーツの記事をもとに勝谷誠彦が「スッキリタイムズ」で憤慨した。
善光寺の辞退は外電にものって、世界に伝えられた。勝谷は「これによって、人権と自由を守る国だというメッセージを、政府が何もいわないもんだから、善光寺のお坊さんが伝えてくれた。しかし、それに対して卑劣なことが起きている」と。
ひとつは、本堂の柱や扉6か所に描かれた落書き。きのう(4月20日)朝みつかった白いスプレー書きで、勝谷は「メディアは楕円形とか書いているが、子どもがよくやるエッチな落書き。だからメディアも載せられないんだけれど、まあ書いたのは日本人でしょうから、ホントに恥ずかしい」
もうひとつはちょっと深刻で、ネットにあらわれた在日の中国人に向けた書き込みだ。
「わたしは火をつけに行く。あなたたちもガソリンを忘れるな」などとあって、まさかとは思うがただごとでない。勝谷は「日本人も中国人留学生も書き込むサイトなのでリアリティーがあって怖いものがある。勇気ある善光寺を守って下さい。お願いします」と結んだ。
聖火リレーとチベットの問題は、ニュースでも取り上げられていたが、このところ世界各地で中国人のデモなどが「組織化」され、北京でもフランス系スーパーへの抗議行動など、当局が黙認しているふしがあって、思わぬ展開もありうる。
本当はここで、テリー伊藤や加藤浩次の一言が欲しいところだったが、時間切れ。「スッキリ」はどうも、ニュースの軽重に関してつくりがちぐはぐでいけない。