高校の入学金が未納のために、新入生2人を入学式に出席させなかったーーこの是非を「スッキリ」はどう見るか。加藤浩次、勝谷誠彦、テリー伊藤は、学校に軍配をあげた。
この学校は千葉県立八千代西高校。入学金と授業料の一部計9万円を4月8日の入学式に納めるよう保護者に伝えていた。が、入学式当日、2人の生徒が持参しなかったため、学校は2人を式に出席させなかった。
2人のうち、1人は事前に経済的な事情で一度には払えないと、2万円を納入すると約束していたが、当日同行した保護者がそれも払えなかった。もう1人は保護者が同行せず、生徒も入学金を持参していなかった。
校長は、「県の条例で決まっていますので」という。条例では「入学金を納めたものを入学させる」となっている。2人の保護者はその日のうちに納入したので、個別に生徒へ入学許可を伝えたという。授業料の滞納率が高いという背景があるらしい。取材では「3割」といっていた。
教育評論家の尾木直樹は「学校の対応は間違いじゃないが、高校生活の初日なんだから、生徒を傷つける。段階を踏んだ対応ができなかったのかな」という。
加藤は、「親が分からないのはダメなんじゃないの」
勝谷はストレートだ。「これをニュースにすること自体がおかしい。記者がかわいそうだと思って記事にしたことで、この2人はいじめられる」「電車賃払わずに電車乗れますか? (義務教育の)中学までと違うんだから」
テリーも「生徒がかわいそうというのはあるけれど、こういう事態になったら生徒がどうなるか、分かりそうなもの」と保護者に疑問を呈する。「中学時代に授業料払ってたか、給食費払ってたか」
勝谷はさらに「この校長はえらい。ちゃんと(カメラの前で)理を説いている」
本当に払えないのと、払えるのに払わないのと。条例では見極めがつくまい。