NHK朝ドラ「ちりとてちん」。いよいよ終盤という段階での感想。おじさん、おばさんたちの支持を集めていたと思う。視聴率は最初低調だったが、後に関西地区では20%超えもあったみたいだ。
前にも触れたけど、脇の桂吉弥や和久井映見、松尾貴史、木村祐一たちがしっかりしていてとても良かった。リーズナブルなキャスティングだった。主人公の貫地谷しほりも頑張ってたと思う。
奇抜な人選をやって注目を集めようとしてこけるパターンがあるけど、今回はそういうこともなく朝ドラらしい朝ドラだったと思う。
朝ドラはこんな感じでいいんじゃないだろうか。今更朝ドラで爆発的に視聴率が取れる、なんてことはないだろうから、しっかりした人選で固めてドラマを作ってほしい。数字狙いの変なキャスティングはやめてほしい。
ドラマに戻ると、上方の人情が素直に表現されていた。落語を披露する場所づくりを巡る話のところなんかで強くそう感じた。舞台となった落語界の人も、落語のことが紹介され喜んでいるみたいだ。
人情の 機微にもたれる 落語かな