TBSの大人気看板教育番組「ズバリ言うわよ!」の放送が終了してはや1週間が過ぎた。
視聴者の心の欠落感に配慮し、同時間帯は永久欠番にすべきだが、なんと4月から後継番組がはじまるという。題して「大御所ジャパン!」。演歌歌手をはじめ、各界の"大御所"が大集結の予定だ。ターゲットはやはり「お嬢さん方」(Cみのもんた)と見られ、3年7か月続いた長寿番組の視聴者を引き留めたい意図がうかがえる。しかし、日本一の占いエンターテイナー、センセイのお力なくしてはそれもママならぬはず。寿命3か月ほどで地獄に堕ちる、と(センセイにかわって)予言しておこう。
なお、「ズバリ!」のレギュラーだったくりぃむしちゅー、タッキーの二組は新番組にも出演。くりぃむはともかく、喋りのアドリブや機転がきかない「役立たずのタッキー」(細木センセイ談)が、今度は大御所相手にどんな活躍を見せるのか。目が離せない。
さて、番組は最後の数週間にわたって総集編を乱発していたが、当欄も長期に渡った細木ウォッチに若干の余韻を残して終わるため、独自のウラ総集編「細木に嫌われた芸能人『ベスト』3」をお届けしよう。
第3位
河相我聞と岡安由美子が並んでランクイン。河相は「男らしさ」に欠けるところからセンセイに嫌われたようだ。ラーメン屋をプロデュースした男、渾身の手作りラーメンをセンセイはこきおろしていた。ボーイッシュな岡安は「女らしさ」に欠け、レーサーをやってみたり、なにより番組冒頭で大先生に「口答え」したのが響いた。そういえば、この2人は顔もなんとなく似てる?
第2位
加藤紀子。キレイな外見に、海外留学経験、そしてダメ主婦――といったセンセイが嫌う要素を兼ね備えた人生に「あと数年で離婚する」など厳しい鑑定が下った。すっかり「バカ」扱いされた加藤だが、一向に顔色を変えず、おバカキャラで通したため、比較的さわやかなエンディングとなった。
第1位
意外性がなくて申し訳ないが「見栄晴」。ダントツに見栄晴。「つまらない」「クソバカ」「こんなダメ人間はじめて見た」と罵倒され、「結婚できるわけない」と断言された見栄晴は、顔を真っ赤にしながら「さすがですね」とつぶやく。この放送から数週間後、彼の結婚が発表されるというドンデン返しも忘れられない。見栄晴のあざやかな復讐劇であった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト