「ちょっと違うんですけど、ハイ」。あろうことか、本日のゲスト岡安由美子が番組オープニングでズバリの大将軍こと細木数子公に言い返した。その瞬間、御老公の顔は強ばり、色はどす黒く変わり、口を曲げた。「ちょっと、キツイ返しが来たねえ」「これは大変だ。エグりやすいねえ」
スラリとした痩せ形で頭(背)が高い岡安。立ち並んだセンセイは、ずんぐり、まるでドングリだ。そこでセンセイ、仰るには「(岡安は)昔タケノコ族だから、タケノコのように細いのよ」
すると、岡安が冒頭のように否定してしまったのだ。一世風靡などと交流があった岡安が原宿の路上でパフォーマンスしていたのは1980年代半ばのことだという。竹の子族の全盛はそれ以前であり、もしかすると岡安は自分を竹の子族とは区別していたのかもしれない。しかし、そんなことはセンセイには関係ないのだ。
竹の子族全盛時、仕事で原宿をたびたび訪れたセンセイは、ホコ天集団に「邪魔な連中だ」と迷惑していた。センセイにしてみれば、沖田浩之も一世風靡も岡安も同じ「タケノコ」である。
冒頭の一件に、原宿の恨みも手伝ってか、中性的、ボーイッシュなイメージで売り出し、レーサーとしても活動、レースチームを率いるなど、反センセイ的な人生を歩んできた岡安への口撃は熾烈だ。
現在、岡安は46歳独身、話題の中心は「結婚」だ。しかし、「(同居する)父親が死んだら、人生ないじゃん」と断じるセンセイ。ホルモンの魅力が足りず「モテない、モテない」岡安は「話し方にも隙がない。完璧に話そうとする」。もちろん、女は間抜けを装ったほうが利口で、幸せをつかめる――というのがセンセイの持論だ。従って、岡安は「利口に見せかけたバカなのよ」
ひさびさにネガティブ予言も飛び出した。「52、3歳までに、結婚なり同棲なりして運命を変えないと大変なことになるよ」
暴言、ネガティブ予言にお得意の女性論、とセンセイの集大成的な魅力のつまった本日のズバリ。最後は、センセイのお説教に真剣に耳を傾け、「本当に今までとは違う自分がいますね」などと"改心"の情を見せた岡安に対し、「頑張ってください」と励ましで終わった。残念ながら、伝説の見栄晴越えは今回もお預けとなった。
さて、ファイナルカウントダウン中のズバリ!の次回放送は――小池栄子と結婚したプロレスラーの坂田亘にセンセイが衝撃宣告。仕事もプロレスもできなくなる、って!?