このところ各局ニュースワイドがこぞって扱うネタの一つが橋下大阪府新知事モノ。
さすがスター知事である。今朝は「知事の退職金半減」を取り上げた。
公約実現に向けて、「2月議案として提案しました」(橋下知事)。議会で通ると4年間4千万円が2千万円になる(太田前知事は2期で8千万円もらったのか!?)。「たかが知れている額」(小木逸平サブキャスター)だが、まず隗より始めよ、ということか。次には職員給与のカットも控えている。
萩谷麻衣子「今年度、兵庫県や北海道が人件費削減を発表していますから、大阪だけ聖域というわけにはいかないと思う。職員のモチベーションが下がらないように、また、行政サービスの低下を招かないように出来るかどうかは橋下知事の求心力にかかっている」
鳥越俊太郎「これまでは、人事院勧告があって、職員の人たちの報酬は右肩上がりで来た。これに切り込むのはイバラの道だ」
なにせ、5兆円の借金を抱え、なおかつ歳入不足で、府の財政は「メチャクチャな状況」(小木)。職員の報酬削減ができるかどうかは財政再建の試金石になろう。
新知事にとってはさらに難関が待ち構えている。「ムダなハコモノをどう整理するか」(鳥越)だ。手腕が問われるところだが、果たして突破できるか。「原則ゼロ」を掲げていた負債発行が、「生活に必要な」建設事業とはいえ、早くも160億円復活とブレを見せている。大丈夫かなー。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト