衆・参議長あっせんで沈静化へ向かったガソリン税の暫定税率をめぐる国会バトル。だが、民主党の菅直人代表代行や自民党の中川秀直元幹事長の発言が火種になって、今度はまんじともえの場外バトルに。
まず、菅代表代行の次の発言から。「古賀(誠)さんや二階(俊博)さんとか顔を見るからに、この利権だけは手放さないという決意が現れているじゃないですか」。
この"利権顔"発言に当の二階自民党総務会長は「われわれとしては深い憤りを感じる。この態度は許せない」と怒った。
怒るとは大げさな!と思ったのか菅代表代行は「二階さんや古賀さんはテレビに出て、道路財源は断固守るんだと発言されているじゃないですか。決意が現れていると思って何がおかしいのですか」と唖然。
一方、古賀選対委員長は泰然として「私は道路族と言われることに誇りを持っています。これから毎日、鏡で顔を見ないと」。
ところが、笑顔でかわした古賀選対委員長が、むきになって抗弁したのは身内であるハズの中川元幹事長の次の発言。「野党が主張している一般財源化や環境税もタブー視せずに議論されたらいいだろう」。
古賀選対委員長は「そうして話が独り歩きしているところがある。極めて遺憾なこと」と、不快感をあらわにした。
キャスターの小倉は「『衆・参院議長のあっせんで3月31日まで一定の結論を得る』となったが、一定の結論が何なのかというのを知りたい。修正して期間10年を短縮することもあるでしょうね」。
ガソリンだけに、たいした火種でなくとも、引火・爆発しかねないということか。」