やはり韓国は強かった。「中東の笛」に端を発した、「国際ハンドボール連盟(IHF)主催」の、日本と韓国による1月29日のやり直し予選は、韓国が34-21で圧勝。日本は3月28日~30日に行われる世界最終予選で北京出場を目指すことに。
実は、両国は昨2007年の予選でも対戦しており、1点差で日本が勝ったが、このときは中東勢のライバルになる韓国を負けさせようと、「中東の笛」が日本有利に吹かれていたという。29日の一戦は因縁の戦いでもあった。
試合前、会場周辺を取材中に、韓国のテレビ局に捕まって逆取材を受けた大竹真リポーター、「韓国は強いと思いますけど、最近は拮抗してきているので、日本にも勝つチャンスがあるのでは」と無難な答え。
しかし、結果は力をつけたはずの日本が惨敗して、スタジオは沈みがち。
加藤浩次が「なかなかキビシいですね」と水を向けると、テリー伊藤は、「きのう初めて本気で観たけど、楽しいスポーツだった。これからファンが増えるんじゃないですか」と未来志向。
「男子はやってほしい」(加藤)と、話は早くも30日の男子戦へ。とはいうものの、その男子も過去の対戦成績は圧倒的に韓国優位で、ここ28年間、日本は勝っていない。しかも、韓国は、2メートル4センチの超エースを有する、と山岡三子リポーターが紹介すると、「宮崎君(日本のエース)のほうがカッコイイ」(おおたわ史絵)。勝負より容姿?
ちなみに、女子日韓戦の審判はデンマーク人で、きわめて公正な笛だったらしい。中東勢の実力がどの程度だったか、フェアな笛のもとで観たかった。