「ちょっと気が早いですが」と、笠井信輔アナが紹介するのは、2008年新春の福袋戦線。そこに、ちょっとした異変が起きている。番組によると、モノではなくサービスが入ってる「体験型」福袋がトレンドなのだそうだ――。
銀座松坂屋の「女王様の福袋」(1点限定100万円)は、エステやゴージャスな(ヘア)メイクをして写真撮影。その後、豪華ティータイムを満喫。さらには、なんと、お値段189万円相当のネックレスも付いてくるという。同店は、ほかにも「夫婦でメタボ対策福袋」(加圧式トレーニングウエア一式に靴、おまけにトレーナーの指導付き)などユニークな福袋を売り出す。
このほか、子供向けに、デパートの一日店長、駅長、デパートガールなどの「体験型」福袋が出るんだとか。
「すいません、それのどこに夢があるんですか?」。これらの福袋、一言居士の小倉智昭監督の逆鱗に触れた。「俺、福袋報道って間違えてると思うんだよね」「中身が分かってたら、面白くない。福袋じゃないじゃん。ただのセールだっちゅうの」
気の毒なのは、その後に「夫婦でメタボ対策福袋」を実演紹介しなければならなかった笠井。小倉のあまりの勢いに動揺したのか、登場したトレーナーの名前も忘れてしまったようだった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト