「いよいよ東京にもきましたか」と小倉智昭がいった。レストランガイドのミシュランに「東京2008」ができて、19日に発表された。
注目の3つ星は8店で、パリの10店に次ぐが、これまでの21カ国で60店だったから、一気に8店とは凄い。全体150店の星の数は191個で、パリ(郊外を除く)の97個をはるかに抜いてナンバーワンだった。外電も、「東京はグルメ世界一」と伝えている。
3つ星8店の内訳は、日本料理、フランス料理各3店と寿司が2店.菊間千乃のルポが、元麻布の「かんだ」、中央区の「小十」と「鮨水谷」とまわったところで、小倉が「ボクの知らない店ばかりですが」と不満そう。
料理評論家の山本益博が「150店が全部星つきとは、日本のレベルの高さを示した」
六本木の「ジョエル・ロブション」からは中継でロブション氏とインタビュー。彼が監修する3つの店で計6つの星を獲得している。
「東京はガストロノミーの代表都市だ。ミシュランの選択もすばらしい」と、「すきやばし次郎」をあげて「地下鉄わきの小さな店まで網羅した」と。
このガイドは、ヨーロッパ人3人、日本人2人の覆面調査員が1年をかけて調べた結果だという。味だけではなく、サービス全般、日が変わってもレベルを保っているかなど、厳しいもの。ヨーロッパでは、星の数で銀行の融資にまで響くというので、覆面調査員をめぐっては虚々実々いろんな話が飛び交う。
「星は毎年変わるんですか?」と小倉。
山本は「これは名誉賞じゃないですから、安心はできないんです。今日から、隣で食べてる人が調査員かもしれない」という。
まあ、大変な世界だ。自分のお気に入りの店が、これに加えられなくて良かった、といってる友人もいたけれど‥‥