経営破たんしてからドロンと雲隠れしていたNOVA前社長が突然反撃に出た。 「報道された部屋は社長室ではなくモデルルーム」――スパモニはこのオドロキの主張を興味たっぷり、皮肉たっぷりで取りあげた。
本人が現れて反論したわけではない。昨日(5日)大阪地裁に提出した上申書で明らかになった「猿橋前社長の主張」だ。
「へ~、ホントなの?」番組の切り口に同感。「主張」をそのまま信じるわけにはいかない。 会社を私物化していたシンボルの豪華な社長室。映像でくわしく映し出される。あれがモデルルームだなんて・・・。
上申書によると、「ネットワークを使えば、家で仕事が出来ることを紹介するためのものモデルルーム」。"隠し部屋"の茶室については、海外からのゲストをもてなすところで、1000人前後の客を招待したという。
モデルルームが"もてなし空間"なんて聞いたことがない。常識では考えられない主張であります。
スタジオでは上申書による猿橋前社長のまとめた言い分をパネルにした。
豪華な社長室→モデルルームとして招待
株価操作疑惑→売却した事実は一切ない
役員報酬独占3億9000万円→多くて1億2000万円
ゲスト陣は「そんなNOVA(BAKA)な!」とばかりにニコニコするしかない。 「日本のトップ企業100社の社長の給料平均は6000万円くらいですから、それでも倍ですね」と森永卓郎が笑いながら指摘。
「更生会社から前社長の責任を民事、刑事から追及するおそれがある。その言い訳として出したんだろうといえます」(大沢孝征)
笑ってばかりいられない。突然仕事を失った外国人講師のひとりは「ホームレスになった人もいます」と怒りに震えながら涙ぐむ。驚いた、あきれ果てたですまされない問題だ。