ボクシング世界戦での反則で処分を受けた亀田史郎氏が、意外に素早い行動を起こしていることが明らかになった、と「スッキリ!」が自信たっぷりだ。
昨日(10月21日)の映像が生々しい。大阪のオールボクシングジムの津川勝会長が電話をしている相手は、亀田史郎氏だった。
「亀田一家が処分を受けた15日に(最初に)電話があった。(移籍問題が起こったら)こっちで話しさせてくれへんかと。『かめへんよ』という話はした」と津川会長はいう。
このジムとは、元世界チャンピオンのトレーナーが、亀田3兄弟の手ほどきをして以来、10年になるという。「向こう(協栄)閉め出されたら、わたしのところしかないと、わたしは思てる」
史郎氏はまた、処分が出る2日前に東日本ボクシング協会の大橋秀行会長を横浜に訪ねて、謝罪とともに「3か月の謹慎を決めました」と申し出てもいた。また、例の「無言会見」の際、内藤選手への謝罪は「日をあらためて」といいながら、翌早朝アポもなしで大毅が内藤選手に謝罪し、史郎氏も電話で謝罪している。とにかく素早い。
日本ボクシングコミッションは協栄ジムに対して、ジム独自の処分を求めているが、考えられるのは、ジムでの練習停止から契約解除までの幅がある。史郎氏がこれに服すればいいが、だめとなった場合は、契約解除(移籍)しかない。
その場合に、受け入れ先がないと、選手生命にかかわる。大阪への動きは、その先手を打ったものらしい。しかも、処分が出た当日だ。
しかし、ボクシングにくわしい勝谷誠彦は、「大阪の空気はきびしいですよ。出ていった時の事情もあるし。現実的には、大橋会長のところとかもある」という。
加藤浩次は「協栄ジムでそのまま受け入れていいのでは?」とテリー伊藤に聞いた。
テリーは「問題は練習する場所ですよ。練習だけはできるんですから。いま自 宅は葛飾でしょう。協栄は新宿ですから、兄弟が新宿に移ることも考えられる。汗をかくのがいちばん」
協栄の処分は、早ければ23日にも出される。