「飛行機の大きな事故につながってしまうかも知れません」。女子アナがニュースを読み上げる前に、「気になる」注意予告のひとことを口にする。
10月17日午前9時10分ごろ、長崎空港で、羽田行き全日空662便。
誘導路を走行中、操縦室と管制塔を結ぶ3系統の無線がいずれも使えなくなった。「こりゃぁ、大変だ」。同機は駐機場に引き返した。どうも乗客の携帯電話の電波が原因らしい・・・。
同機は機内アナウンスで携帯電話の電源を切るよう再度アナウンスしたところ、乗客1人が「電源が入っていた」と申し出た。この乗客が電源を切ると、無線機は復旧したという。
――計器類に異常がないことを確認した同機は、約50分遅れで長崎空港を離陸した。犯人は“携帯電話のON状態”だったのか。
国土交通省によると、航空機内での携帯電話や電子機器などの使用による電波干渉障害は毎年10件以上。05年には最多の48件。
 <自動操縦で上昇中に急に機体が傾いた>
<無線機がノイズで交信不能になった>
<降下中、送信機だけが不能になった>
<衝突防止装置に回避指示が発生した>
内閣府調査では2006年の携帯電話世帯普及率は85.3%となっている。いまや町から公衆電話のほとんどが消えた。ケータイを持っていない人が古代人呼ばわりされる時代だ。
ウソか本当か不明だが、みのもんたは「ぼくもケータイは持っていない」・・・
そういう立ち位置からの発言だったのか、ペラペラしゃべり続けた。
「だからぼくは糸電話にしろというんだよ」
「よく機内で使っちゃ困るというアナウンスがあるけど、ここまで普及しているんだから、使えないのがおかしい。はっきりいって早く無線が通じるようにしろといいたいね」
これが意見として成立するかどうか、それはわからない。
しかし、ダメなら糸電話という発言は、意見というより笑いを誘うウケ狙い。大事故につながる可能性があると、最初にリードしているのに茶化していうのは、やはり妄言。