ジョディ・フォスター「復讐したい気持ち、どこかにある」

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   米国の人気女優ジョディ・フォスターが2007年10月16日、映画「ブレイブ ワン」のPRのため、東京・港区の六本木ヒルズ森タワーで来日記者会見を行った。映画の中で「銃による復讐」に燃える女性を演じたジョディは、「銃」や「復讐」について感じていることを率直に語った。

ジョディ・フォスター
「電子機器は苦手」というジョディ・フォスター

   「ブレイブ ワン」は、婚約者を殺されたラジオパーソナリティの「復讐と葛藤」を描く心理サスペンス。ジョディ演じるエリカ・ベインは婚約者を失って心に深い傷を負うが、あるきっかけで銃の引き金をひくことになる……

   銃についてどう思うか? そう聞かれたジョディは「撮影の中で感じたことだけど・・・」と断りながら、「銃を手にすると自信が違ってくる。そういう意味で、銃はパワーを持っている。自分が力を持っているのだと誤解することがある」と銃が持つ“怖さ”を口にした。

   「実生活や撮影の中で、誰かに復讐したいと思ったことはあるか?」という質問には、「私も人間だから毎日傷つくこともある。同じ痛みを与えたいという気持ちはどこかにある。劇中では、そうしないではいられないというエリカの気持ちを強く出して演技した」と神妙に答えた。ただ、ジョディが“復讐”したくなるのは、人間よりもむしろ機械のようだ。「私は電子機器が苦手なの。あれにはイライラさせられるわ」とおどけてみせた。

   会見には、「クライング・ゲーム」で知られるニール・ジョーダン監督とともに、「ダイ・ハード」「マトリックス」の仕掛け人として有名なプロデューサーのジョエル・シルバーも出席。「この映画は復讐劇というものを女性の視点から撮ったことが新しいと思う。『エリカの行為が許されるか、許されないか』という問いかけに、我々は答えない。観た人が考えてほしい」と呼びかけた。

   「ブレイブ ワン」は10月27日から、サロンパスルーブル丸の内ほか全国の劇場で公開される。

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