WBCフライ級タイトルマッチで太ももを叩いたり、レスリングの技をかけるなど審判の見えるところで次々に反則を連発していた亀田大毅(18)。見えないところでも、目つぶしをするなど、数々の反側があったことが明るみに出ている。
「亀田一家に今日15日にも、厳罰処分になるという動きがあります」(小倉キャスター)と、タイトルマッチをしにきたというより、ケンカを売りにきたと言った方が的を得ている亀田一家の反則にスポットを当てた。
リポーターの田中大貴が、改めてチャンピオン内藤大助(33)との試合を検証してみると、グローブの親指を内藤の目に執拗にこすりつけるサミング(目つぶし)と呼ばれる行為や首を固定し殴る行為など、目に見える反則、見えない反則が10を超えていたという。
しかもセコンドに入った父の亀田史郎トレーナーや兄の興毅が「肘でいいから目に入れろ」「タマ(股間)を打ってもいいから」と、反則を促す声が確認されている。
父の史郎は「セカンドとして反則を止められなかったことは反省しているが、故意ではなかった。精神的な未熟さの結果」と釈明。興毅に至っては「(肘による目つぶしについて)あれは肘をあげてしっかりガードし、目を狙えという亀田一家の用語や」と見え透いた言い訳を。
タレントのピーコは「私なんかの素人にとっては、親や兄弟が悪いアドバイスをすること自体、すごくびっくり」。では、日本ボクシングコミッション(JBC)は、どんな処分下すのか。田中リポーターは「大毅選手はライセンスに関わる処分で、停止(1か月~無期)か、最も重ければ剥奪も。史郎トレーナーはセコンドのライセンス剥奪、または停止、または出場停止。リングサイドにいた兄の興毅選手は厳重戒告か、警告当たりでしょう」という。
しかしもっと大きな問題として反省すべきは、人気に圧倒されたのか、亀田一家の反則をJBCが見逃してきたこと。試合前に内藤側は、セコンドに身内を入れていることに対して、「ルール違反だ」と申し入れたという。しかし、JBC側は取り上げず、亀田一家のセコンドにOKを出した。
コメンテーターのマネックス証券社長・松本大は「(JBCが)亀田一家に例外を認めた。甘えさせた部分がある」と苦言。さらに松本は「ショーとはいえスポーツ、限界はある。公共の電波を使っていて、子供も見ているのだから」と、亀田寄りの中継をしたとされるTBSを含め暗に批判した。