2007年2~3月にNHKで放送された連続ドラマ「ハゲタカ」がこのほど、世界の優れた放送番組に贈られる「イタリア賞」(イタリア放送協会主催)のシリーズドラマ部門で、最優秀賞にあたるイタリア賞を受賞した。同賞は、テレビ・ラジオ・マルチメディア番組の品質の向上と優れた作品の顕彰を目的に1948年に創設された、世界で最も古く権威のある放送番組国際コンクールの一つ。59回目の今年は世界40か国の90の組織から187作品の応募があった。NHKのテレビドラマがイタリア賞を受賞するのは、1980年の「四季~ユートピアノ~」以来、27年ぶり。「ハゲタカ」は、真山仁の小説「ハゲタカ」「バイアウト」を原作に、外国ファンドによる「企業買収ビジネス」をめぐる男たちの葛藤と挫折、再生を描いた作品。