まだまだあった!市町村職員の「税金ネコババ」

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   あきれるばかりの社保庁の年金問題。とくダネ!は張り切った。着服して刑事告発された件数に注目した。

早くウミを出さないと国民は納税しなくなる

   社保庁=公表50件、刑事告発27件

   市町村職員=公表49件、刑事告発9件――おや、やけに少ないじゃないか。

   番組スタッフが全国の市町村に電話をして、ネコババの手口や金額、処分内容などの実態を取材した。このメモを舛添厚労相に見せた。「こりゃ、ひどいね。起訴、逮捕が少ないのは身内に甘いということ。市長の説明責任、監督責任も問われますね」強い反応ではなかった。それに対して大村正樹リポーターの声がでかくなる。「私たちは49の自治体に電話して"ほかにもありませんか"と聞きました。これは取材の基本です。・・・あったんです。13件もですよ」

   電話取材だけで正確なデータがとれるとは思えないが、例えば北海道えりも町の納税係が2万6600円を横領して懲戒免職となっている。「実は628万円もの税金を着服していたんです」

ネコババして公表されていない"事件"が13件あった。とくダネ!が独自に取材したという。実際は摘発された職員の余罪が、電話しただけでもこのくらいある・・・ということだった。

   社保庁は国民の保険料をドロボーした。しかし、国民の税金をあずかる自治体職員は員数も金額のケタも違う。

「役所は結束して身内を守ろうとするキタナイ組織になっている。労働組合も守ろうとしますからね」{ジャーナリスト・岩瀬達哉}

   「犯罪行為があって、それを隠蔽するのも仕事ってことなの。大体、ぼくは数日前に言っている。年金ばかりじゃないよ、税金もやられている、と」(小倉智昭)

   市町村税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険料・・・今後は社保庁以上に悪質なドロボー、その隠蔽がぼろぼろと露出するその予感をこの日のとくダネ!で感じた。

   「タテ割り社会のこの人たちの手癖が悪すぎる。許せない」(高木美保)

   スタジオは怒りの発言が続いた。トドメは小倉智昭。

   「早くウミを出さないと、国民は納税しなくなりますよ。本当にハラが立つ」

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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