三重県伊勢市のメタボリック解消企画「7人のメタボ侍」に参加していた47歳の市役所課長がジョギング中に急死した。
「脱メタボ」を合言葉に全国に広がるダイエットブームの最中に起きた悲劇。スパモニでは「急な運動には危険な落とし穴がある」として、メタボな人々に警鐘を鳴らした。
まず注意したいのが「早朝起きていきなりのジョギング」。寝汗で「脱水症状気味」になっているうえに、エアコンで冷えた室内から炎天下の路上へという「温度の急激な変化」がまだ目覚め切っていない体への大きな負担となる。
それから、静かなスポーツ「ゴルフ」もリスクがあるいう。パットのときなど、息を止め集中してクラブを振るときに、これが「無酸素運動」になって心臓や脳には急激なプレッシャーとなるんだそうだ。
そもそもメタボリックシンドロームの人は動脈硬化の傾向が大きいので、強い運動はかえって逆効果なのだ。「メタボリックシンドロームの方は、運動はあまり向いていないんです!」とレポーターの佐々木亮太はまとめた。
「じゃあ、どうすればいいんだ?」
スタジオのゲストたちは声をそろえたが、冷静に考えてみれば、ダイエットも家計と同じで、結局は「収入と支出のバランス」の問題。運動だけで減量しようというのは無理がある。スパモニによれば、体重1キロを減らすためには、ウォーキング23時間、なわとび18時間に相当する運動が必要なんだとか。
この数字には、クールな松尾貴史も思わず「欽ちゃん状態じゃない!?」。24時間テレビで70キロマラソンを完走、いや完歩した欽ちゃんだったが、ラストのヘロヘロになった姿はなんとも痛々しかった。
あれだけ激しく歩いて「たった1キロの減量」ではさすがに費用対効果が悪すぎる。そのうえ「死のリスク」まであるのでは……
「食事ですね」。赤江珠緒の軽い一言が、メタボな我が身に重く響いた。