今日から都内50か所で試験販売が始まったバイオガソリン。トウモロコシやサトウキビ、廃木材などから作られるバイオエタノールをガソリンと混ぜたものだ。販売スタンドではレギュラーガソリンに代わっていて、値段も変わらずだと。
「原料をみると、こんなもので車が走るのかと思うけど」と小倉智昭がいったが、スタジオに元F1レーサーで環境問題に取り組んでいる片山右京がきて解説した。
自身は「チョモランマへ行って、環境破壊をみて、なんとかしたいと思ったえせ文化人」というが、混合率をもっと高めないと、という。今回の混合率は3%で、CO2の削減量も3%。先進国ブラジルやアメリカでは10%から最高85%まであるというから、道はまだ遠い。
「100%でも走るの?」「モータースポーツでは98%もあります」
右京はパリダカで、天ぷら油から作ったリサイクル燃料で走ったという。
ただ、混合率を上げていくと問題になるのが、自給率。日本は6.4%だから、どのみち輸入しないといけなくなる。これは即ち値上がりにつながるわけで、現にアメリカではコーンフレークが値上がりしたり、ブラジルではオレンジ農家が、バイオでトウモロコシの方がもうかると転作続出で、今度はオレンジが値上がりしたりということが起こっているという。
「本来食べるものを使うより、ハイブリッド車の方がいいのでは?」(藤巻健史)
「増産のために熱帯雨林を切ったりしたらダメですよね」(野村浩子)
「車は水で走る‥‥って言ってる人がいるけどね」(小倉智昭)
ことは簡単ではなさそうだ。