東京都知事選に立候補の意向を固めたという浅野史郎・前宮城県知事に焦点を当てた。
これまで浅野は、在野からの出馬要請にもかかわらず「知事は12年間やって卒業したと思っており、その気持ちが今フリーズの状態」と答えてきた。
特集では、仙台の自宅にいる浅野と直接電話でインタビュー。
渡辺宜嗣アナの「気持ちが変わりましたね。なぜ?」との問いに、浅野は「先の都民の声を聞いて解凍してきた。戸口をトントンと叩かれたノックのように感じている」。
さらに渡辺が「今朝ここで出馬宣言をするつもりはありませんか?」と詰め寄ったが、浅野は「ありません」。
「出馬の絶対条件はなんですか?」には、「民主党が独自候補を出さないことです」。
浅野は「立候補するなら無所属で」という腹に変わりない。しかし、勝つには民主党の組織票も無視できない。ところが民主党都連がまだ独自候補に固執していることから、浅野は完全解凍できずにいるのだろう。
「森には歌う資格はない。あれはウソつきだ」
これ以上の手前ミソはない。今朝の特集は『独占スクープ直撃』と題した『おふくろさん』騒動の続報だった。
「みちのく お詫び旅」で八戸市の川内康範の自宅を訪れた森進一は結局川内に会えずに帰ったのだが、実は川内はそのあいだ東京都内にいた。そこで、居場所を突き止めたテレ朝スタッフが川内に直撃インタビューをしたというわけだ。
その努力は大いに買う。しかし、かたくなな川内の気持ちをほぐすにはまだ厚い壁が。クリニックに行く川内を前後2回にわたって攻めたインタビューを再現してみると――
まず、男性スタッフの「(森さんに)会うお気持ちはないですか?」の問いに「ない。なぜ会う必要があるんだ」とキッパリ否定。ひるまずに「もう一度お話をするお気持ちはないですか?」と聞くと、「何度同じことを聞くんだ!」。
今度は女性スタッフが同じ質問。
「会うお気持ちはありませんか」「ないね。人が母親の無償の愛について心血を注いで書いた詞を勝手に解釈して。森には歌う資格はない。あれはウソつきだ」
結局、普遍的な母親の無償の愛を書いた作詞家、川内と、川内の志を理解できず「自分のおふくろさん」にして歌う森との溝は埋まりそうにない。
ゲストのジャーナリスト、見城美枝子が見かねて、「森さんが『イントロに付け加えてしまった部分は二度と歌わない』とテレビで表明したら? ひょっとして川内さんはテレビを見るかもしれない」。
メキシコでチョウを追いかけていたという漫画家のやくみつるが久しぶりに登場した。そのやくが突然、浅野史郎・前宮城県知事の電話インタビューで「心のドアにのぞきレンズはついていますか?」と質問、浅野は「そのたとえ、ちょっと分らないですなー」。チョウボケか、時差ボケかわからないが、いつもの風刺の効いたコメントは不発に終わった。本格始動は来週からか?