年末年始はバラエティの特番ラッシュでお笑い芸人がわが世の春を謳歌していた。特に吉本の芸人が多かったので、バラエティ番組は吉本のタレントに蹂躙されてしまったという感じもした。
そんな年末年始に活躍したお笑い芸人の中でも、「よく出てたなあ」と印象に残ったのが、猫ひろし、ザ・たっち、タカアンドトシ、そして次長課長の4組だ。このうち、猫ひろしとザ・たっちは、幼児でもマネできるギャグをやるのが特徴。子供にも受けるということでテレビに出しやすい芸人だ。タカアンドトシは「欧米か!」で乗りに乗っている。
しかし、年末年始バラエティの敢闘賞をあげるとしたら、次長課長だな。
いまのテレビでは、司会者や共演者からいじられたり、突っ込まれたりする「いじられキャラ」の要素がお笑いタレントに求められる。次長課長もそんな「いじられキャラ」をもっている。だけどほかの芸人と違うのは、ただいじめられるだけじゃなくても、反撃力も結構あるということだ。しかも自分たちが真底アホであるという「アホ意識」をしっかりもっているのがいいんだよな。
この調子なら、そのうち次長課長から「部長次長」に昇進しちゃうんじゃないの?