イタリアンの桝谷シェフが教えてくれた手羽元カレー。隠し味の「ごはんのおとも」でプロの味に変身したよ

撮影:宗野 歩
スーパーに並んでいるお肉のなかでも、比較的リーズナブルな鶏手羽元。
骨付きでいい出汁が出そうだし、これでカレーをつくったらおいしいだろうな……と常々考えていました。
そんなときに出会ったのが、YouTubeも人気のイタリアンシェフ、桝谷周一郎さんの絶品カレー。
隠し味としてあの「ごはんのおとも」を加えるだけで、市販のルウを使った時短カレーが奥深いおいしさになるんです。
桝谷シェフの著書『これより旨い鶏料理を僕は知らない』(宝島社)からご紹介します。
驚きの隠し味でコクが倍増!「手羽元のカレー」のつくり方

(画像はすべて本書94~95ページより)
<材料(2人分)>
手羽元…4本 玉ねぎ…1/2個 しめじ…1/2パック オリーブオイル…大さじ1 水…400ml カレールウ…2皿分 のり佃煮…大さじ1 バター…20g 生クリーム、イタリアンパセリ(みじん切り)…各適量 <つくり方>
1. 手羽元は水で洗って水気を拭く。
玉ねぎは5mm厚さに切り、しめじは石づきを切り落として小房に分ける。
カレールウは半量を細かく刻んでおく。2. フライパンに手羽元、玉ねぎ、しめじを入れ、オリーブオイルを回しかけて火にかけ、炒める。
水を加えて煮立て、刻んだカレールウを加えて煮込み、残りのカレールウを加えてとろみがつくまでさらに煮込む。
3. 2にのり佃煮、バターを加えて混ぜ、器に盛る。
仕上げにイタリアンパセリを振り、生クリームをかける。(『これより旨い鶏料理を僕は知らない』94~95ページより引用)
のり佃煮とバターで余韻の残るおいしさに。プロの裏ワザが詰まったレシピ
「カレーにのり佃煮を入れるなんて、どんな味になるんだろう?」と、つくる前はまったく想像がつかなかったこちらのレシピ。
できあがってみると、のり佃煮の磯の風味と、バターの香りが相性抜群!
さすがプロ、うま味の重ね方のテクニックで時短カレーがこんなにおいしくなるなんて……と感動の一言でした。
写真を見るとデミグラスソースっぽい濃い色のカレーが合うのかな?と思い、ハウス食品の「ブラックカレー」を使ってみたのですが、個人的には大正解。
桝谷シェフによると、お好みで「干しいちじく」を加えてもよいそうです。
カレーはやっぱり、ルウや隠し味をいろいろ試せるのが楽しいですよね。次回はまた違うルウに合わせて、干しいちじく入りをつくってみようとワクワクしています。
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文・airi_tanabe
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