丼で食べるの、夢だった。大鉢でつくるとろ〜りふるふる「たらこの茶碗蒸し」|キッチンにひと工夫

料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、大きな器でつくるたらこの茶碗蒸しをご紹介します。
春を感じる優しく軽やかな卵料理
とろ〜り、ふるふるの茶碗蒸し。
「特別な席で出される、手のかかる料理」というイメージがあるかもしれませんが、実はとても簡単です。
とくに今回のレシピは、使う具材はたらこだけ。フライパンでできるので蒸し器は不要。
大きめの器でつくったので、ボリュームがあり見栄えもしますね。
スプーンですくうと、ほんのりピンクのたらこが下からのぞきます。たらこのぷちぷち感も良いアクセントに。
春を感じる優しく軽やかな卵料理です。
たらこの大鉢蒸し
大きな器でつくる場合、フライパンに器を入れて蓋ができるかどうかを事前にチェックしてくださいね。
深さのある丼なら、中華鍋や深鍋でつくるのもいいでしょう。
<材料(つくりやすい分量)>
・卵…2個
・たらこ…50g(明太子でもOK。今回は明太子を使用)
・顆粒ブイヨン…小さじ1(中華だしや和風だしでもOK)
・料理酒…小さじ1
・水…200cc
・ごま油…適量(お好みで)
<つくり方>
1. たらこ(または明太子)は皮を切り、中身をそいで取り出す。器の底面に敷く。
2. ボウルに卵を割って白身を切るようによく溶く。ブイヨン、料理酒、水を入れて混ぜ合わせる。
3. 2の卵液を器へ静かに流し入れる。このとき、ザルで漉すと口当たりがよりなめらかになる。
4. 蓋つきのフライパンにキッチンペーパーを敷き、水を3cmほどの深さになるように入れ、火にかけてしっかり沸騰させる。
5. 3をフライパンに入れ、蓋をする。その際、菜箸1本をフライパンに渡して蓋で挟んでおく。
5. 火を弱め、10〜15分蒸したらできあがり。そのままでも、ごま油をかけても。
<ポイント>
手順5で蒸したあと、お箸の先で卵液の中央部分に軽くふれてみて、弾力がある状態であれば大丈夫です。
器の深さによって火の入り方も変わりますので、表面や中央がまだ柔らかい状態だったら、さらに数分蒸してください。
キッチンペーパーを敷くのは、火にかけているときに器がカタカタと動くのを防ぐためです。
また菜箸を挟むのは、“す”が入らないようにするため。茶碗蒸しやプリンを加熱しすぎると細かい穴が空いてしまい(=すが入る)なめらかな食感が損なわれることがありますが、箸を挟むことで温度が上がりすぎるのを防げます。
ブイヨンで調味されているのでもちろんそのままでも、温かいうちにごま油をかけていただくのも美味しいですよ。
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文・松本日奈
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