JBLやHarman Kardonがズラリ。ハーマンインターナショナルの新作発表会で気になったモデル4選

Photographed by Kaoru Mochida

9月11日、都内某所にてJBLやHarman Kardonといった人気のオーディオブランドを擁する『ハーマンインターナショナル』の新製品発表会が開催されました。

入口となるフロアでは、各ブランドのオーディオシステムを搭載したトヨタやスバルの人気車種が取材陣をお出迎え。

いま日本でいちばん納車が難しいと言われる新型ランドクルーザーには「おお…」というどよめきが。

それぞれの車内に搭載されたプレミアムなサウンドシステムも体感してきました。この車、欲しい……!

このフロアを皮切りに、最新モデルを巡るツアーがスタート。その中でとくに魅力的だと感じたアイテムたちをご紹介していきます!

「JBL TOUR PRO 3」

今回紹介された新作のなかでひときわ注目を集めていたのが、JBLのハイエンド完全ワイヤレスイヤホン「TOUR PRO 3」。

タッチディスプレイつきの充電ケースが大きな話題となった前モデル「TOUR PRO 2」ですが、その記憶もまだ新しいところで、早速新型が投下されるとは……!

新モデルの最大の特徴は、JBL初となる「デュアルドライバー搭載型」であること。

中低域を担う10mmダイナミックドライバーと、高域を担うバランスドアーマチュアドライバーが二基搭載されることで、音質面がさらに進化しました。

ノイキャン性能もパワーアップ。日常で聞こえるさまざまなノイズを学習させたAIアルゴリズムにより、前モデルと比べても平均約18dBのノイズ低減効果を実現。静穏性が高まっただけでなく、騒音化での通話もかなりしやすくなったようです。

Bluetoothを使った新しいオーディオ配信技術「AURACAST」により、対応するデバイスにサウンドを同時送信することも可能。

画面サイズが約29%大きくなった充電ケースに、Bluetooth機能を持たないテレビやオーディオ機器を接続させることで、そこで再生された音がワイヤレスイヤホンに直接届く「トランスミッター機能」は、旅行中に使いたくなる新機能だと思いました。

飛行機の座席についたモニターと充電ケースを接続させれば、わずらわしい有線ヘッドホンに頼らなくても、映画や音楽を高音質で楽しめちゃいますよ! これは海外旅行に必ず持って行きたい……。

こちらの「TOUR PRO 3」は10月3日に発売開始。ROOMIEではオーディオ好き編集部員によるレビューも予定しているので、気になる方はそちらをお楽しみに。

スポーツ用のワイヤレスイヤホン、これが正確かも!

JBLの新作でもうひとつ気になったのがスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンの「ENDURANCE RACE 2」。

IP68等級の防水・防塵性を獲得しており、説明してくれた担当者の方いわく「ウェアのポケットに入れたまま洗濯機で洗ってしまっても大丈夫」とのこと。

イヤホン部には弾力のあるループがついており、装着するとコレが耳の耳甲介(耳穴の手前にある窪み)にハマって固定される仕組み。

実際に筆者も装着させてもらった際に顔をブンブンを強く振ったりしてみましたが、イヤホンはビクともしませんでしたよ。

車やほかのランナーの接近に気づけるように、周囲の環境音を拾う外音取り込み機能も強化されたとのことで、スポーツ用の完全ワイヤレスイヤホンとしては完成形に近いモノが出てきたように感じました。

インテリアにこだわりたいならHarman Kardonの出番

その高いデザイン性で、インテリアとの調和を得意とするHarman Kardonからも新作の発表が。

リビングを模した室内に展示された「Harman Kardon ENCHANT 1100」は、ほぼ全面を覆うファブリックがオーディオの存在感を薄めた、美しいサウンドバー。

独自の「MultiBeam技術」が使われており、13基ものスピーカーから再生される音を周囲の壁などに反射させることで、左右・後方からも聴こえるようにするリアルサラウンドを実現しました。

実際に展示機で某恐竜映画を視聴させてもらいましたが、恐竜の足音(低音)と鳴き声(中高音)が、映画館さながらの迫力で耳に届く……!

サウンドバーは、その見た目からリビングで目立つ存在になりがち。だからこそ、美しい見た目のモデルを選びたくなるもの。

こちらも10月3日(木)発売。秋冬の模様替えのタイミングで導入してみるのもアリ、ですね。

アイコニックなスピーカーたちもズラリ

同じフロアには、新型Bluetoothスピーカーの「ONYX STUDIO 9」の姿も。円形のデザインが特徴的なこちらはバッテリー内蔵式で家中のどこにでも持ち運べる携帯性にも優れた1台。

前面に向いたスピーカー部分には3基のツイーターと1基のウーファーが搭載され、力強いサウンド体験が期待できそうです。

シルバーと黒を基調とした落ち着いたカラーとスマートなシルエットは、モダンなテイストで構成された部屋との相性が特に良さそうで、ROOMIE読者の皆さんにも注目してもらいたいモデルだと感じました。

そのほかにも、名作として知られる「SoundStick 4」や、

「AURA STUDIO 4」の新色ライトグレー、

3ウェイ構成のスピーカーを搭載した大型のポータブルスピーカー「GO+PLAY 3」などもディスプレイされ、その出で立ちでブランドのメッセージを体現していました。

秋冬の新作ラッシュに備えよう

イベントのために作られたという「TOUR PRO 3」の巨大モック。ちゃんとイヤホン部分も外れます。

JBLやHarman Kardonの新作ラッシュを目の当たりにして、「ハーマンインターナショナル」というグループが持つパワーに圧倒された1日。

オーディオ好きに限らず、インテリアにこだわりを持つ人にとっても気になる新製品があったのではないでしょうか。

ROOMIEではレビューなどを通じて引き続き情報をお届けしていく予定なので、チェックをお忘れなく!

文・nitori_gurashi

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