大日本印刷とBIPROGY AIエージェント機能を搭載したアバターをノーコードで簡単に構築できるツールを開発

大日本印刷とBIPROGY2025年3月19日
大日本印刷株式会社
BIPROGY株式会社

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105480/202503185913/_prw_PT1fl_X73RB2bP.png

 

大日本印刷株式会社(DNP)とBIPROGY株式会社は、AIエージェント機能を搭載したアバターをノーコードで簡単に構築できるツールを開発しました(特許出願中)。

従来、AIエージェントとそのアバターは個別に制作した後で統合する工程が必要でした。本ツールは、生成AIの連携や知識データの入力を行い、アバターを選択するだけで、AIエージェント機能を搭載したアバターをプログラミング不要な“ノーコード”で簡単に構築できます。専門知識を持つ人材や企業等に委託することなく、利用者がAIエージェントを簡単に構築し、すぐに展開できるため、制作時間の削減や業務効率化につなげることができます。本ツールの導入により、Webサイトや店舗のデジタルサイネージ、メタバースなどでAIエージェントを使った接客や質疑応答など幅広い活用が見込めます。

なお、2025年3月11日から、DNPが推進する「メタバース役所」にて、本ツールで構築したAIエージェント機能を搭載したアバターを利用した実証実験を行っています。*1

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503185913-O1-O4CQx5s6

 

SaaS型サービス イメージ

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503185913-O2-0iWr3Q2X

 

AIエージェント機能を搭載したアバター イメージ

 

【開発の背景】

近年、生成AIの活用が広がり、店舗での接客や製品・サービスの教育、役所での相談や観光案内などの幅広い分野で、人間らしい対話が可能なAIエージェントの導入ニーズが高まっています。一方でAIエージェントの構築・運用にはプログラミングなどの専門知識が求められ、また知識データの定期的な学習や対話記録の管理、アバターの制作などの負荷が高いという課題がありました。

これらの課題解決に向けてDNPとBIPROGYは今回、ノーコードでAIエージェントの制作・学習・管理・配信に対応するツールを開発しました。本開発にあたっては、DNPがツール設計とともに生成AIの回答精度を向上させるデータ整形技術*2を提供し、BIPROGYが最新のSaaS(Software as a Service)*3アプリケーション開発技術を採用して全体の開発を担いました。

 

【本ツールの特長】

1.ノーコードによるAIエージェントの制作で費用と時間を削減

本ツールはノーコードによる直感的な操作が可能なインターフェースで、利用者は自社が契約する生成AIや各種データ等との連携・活用を通じてオリジナルのAIエージェントを容易に設計できます。AIエージェントの制作を専門の人材や社外の企業に委託する必要がなくなり、費用と制作時間の削減につなげることができます。

 

2.学習データのアップデートによって最新の情報で接客・質疑応答が可能

本ツールで制作するAIエージェントは、企業情報や製品・サービスの情報、キャンペーン内容などの最新データをアップロードするだけで、容易に学習内容を追加・修正できます。最新情報をタイムリーに反映させることで、接客や質疑応答の品質を高め、顧客満足の向上につなげます。

また、AIエージェントの稼働状況や顧客との応答履歴は一元管理でき、これらの履歴を学習データやサービスの改善などに活用することもできます。

 

3.さまざまなメディア・デバイスで利用が可能

本ツールで制作するAIエージェントは、店舗や企業受付等でインターネットにつながっているデジタルサイネージやタブレット端末、Webサイトやメタバースなど、さまざまなメディアとデバイスで展開することが可能です。従来の施設案内や受付業務、展示会などの説明員、チャットボット(自動会話プログラム)などに代わって、高品質な対話・接客を24時間365日提供することができます。

またAIエージェントのアバターデザインも、ツール内に用意されたデザインを選ぶことで、利用シーンに応じて変更することができます。

 

【今後の展開】

DNPとBIPROGYは、本ツールの実証実験を通じて、品質を向上させ、2025年度にはSaaS型サービスとして提供を目指します。

なお、DNPはあらゆる年齢・性別・言語等の人々が互いに分け隔てられることなく、リアルとバーチャルの双方を行き来できる新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション®事業」を2021年から展開しています。本取組みを通じて新たなコミュニケーションの価値を創造していきます。

 

大日本印刷株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長 :北島義斉

BIPROGY株式会社 本社:東京都江東区 代表取締役社長:齊藤昇

 

*1 実証実験の詳細 → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20176448_1587.html

*2 データ整形技術 → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20170163_1587.html

*3 SaaS(Software as a Service)→ インターネットを介してソフトウェアを提供するサービス

 

※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

※記載内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

―以上―

配信会社から提供を受けたコンテンツやプレスリリースを原文のまま掲載しており、J-CASTトレンドが制作した記事ではありません。お問い合わせは配信会社・プレスリリースの配信元にお願いいたします。
共同通信PRワイヤー