中小機構北陸本部と学校法人金沢工業大学との相互協力に関する連携協定の締結について

中小機構北陸本部と学校法人金沢工業大学との相互協力に関する連携協定の締結について2025年2月13日
独立行政法人中小企業基盤整備機構
学校法人金沢工業大学

 中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)北陸本部は、2月20日(木曜)、相互の緊密な連携を強化するため、学校法人金沢工業大学と連携協定を締結します。また、10時より金沢工業大学にて協定締結式を執り行います。
 この連携協定は北陸本部と学校法人金沢工業大学が協力し、産学連携を通じたイノベーションの創出やビジネス展開、新しい技術を有する地域牽引企業の支援を強化する取組などにより地域の経済や産業の活性化に寄与することを目的としたものです。

【連携事項】
(1)WEBマッチングサイト「ジェグテック(J-GoodTech)」を活用した大学の研究シーズや共同開発ニーズと企業とのマッチング機会の創出
(2)事業化や共同研究・開発に係る産学官連携の企業向け相談窓口の設置
(3)インキュベーション施設「いしかわ大学連携インキュベータ(i-BIRD)」入居者が保有する技術・製品と大学が有する技術やノウハウのマッチングによる社会実装の推進
(4)新製品開発、販路開拓を目指す企業に対する伴走型専門家による支援
(5)産学連携によるスタートアップおよび人材育成に関する支援

【協定締結日】
2025年2月20日(木曜)

【協定締結式開催日程】
日 時:2025年2月20日(木曜)10時
場 所:金沢工業大学 扇が丘キャンパス26号館 Challenge Lab
https://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/ogigaoka.html(地図上Eの建物)
出席者:学校法人金沢工業大学 理事長 泉屋吉郎
    中小機構北陸本部 本部長 押田誠一郎

【連携協定のイメージ】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502134137-O1-M3Qk390Q

<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)について>
中小機構は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。経営環境の変化に対応し持続的成長を目指す中小企業等の経営課題の解決に向け、直接的な伴走型支援、人材の育成、共済制度の運営、資金面での各種支援やビジネスチャンスの提供を行うとともに、関係する中小企業支援機関の支援力の向上に協力します。

当連携協定の意義

このたびの連携協定は、学校法人金沢工業大学と中小機構北陸本部が協力し、産学連携を通じたイノベーションの創出やビジネス展開、新しい技術を有する地域牽引企業の支援を強化する取り組みなどにより、地域経済と地域産業の活性化に寄与することを目的としています。
学校法人金沢工業大学と中小機構北陸本部は、これまでにジェグテック(J-GoodTech)[1]を活用したシーズ・ニーズのマッチングや、いしかわ大学連携インキュベータ(i-BIRD)に入居している企業と各研究室との連携を推進してきました。そのような背景の下、この度包括協定を結ぶこととなりました。

金沢工業大学においては、「自治体担当者や地域住民から提供された課題」や「企業の技術者・研究者から提供された研究課題」といったリアルな社会課題に対して「異分野の学生や外国人とのチーム編成」で取り組むことで、専門力をベースとした社会実装力を身につける社会実装型教育研究を全学的に進めています。「KITコーオプ教育」と呼ばれる社会実装型教育では、学生が数カ月間、実際に企業社員となって企業における課題に取り組み、解決策を具体化。新製品として実際に採用されるなど高評価を得ています。
また地域に根差した企業や自治体と連携した社会実装型研究では、革新的な製品・サービスの開発や雇用の創出を通じて地方創生に貢献し、地方大学の新しいあり方として海外からも注目されています。さらに企業人を対象としたリカレント教育においても地域における企業人材のスキルアップに貢献しています。

国際高等専門学校(国際高専)では、英語によるSTEAM教育に加え、問題発見解決型教育ではキャンパスが立地する白山麓の課題に地域住民や企業と取り組むことで学生自らが成長していくとともに、地域の活性化にも貢献しています。またこうした教育で生み出されたアイデアを学生がビジネスに結びつけられるよう、国際高専ではイノベーションや価値創造、ビジネス戦略に焦点をあてた「イノベーション基礎」などの授業や、スタートアップコンペティションなどのイベントを実施することで、国際的な視野から高付加価値でイノベーティブな商品やサービスを創出できるグローバルイノベーターの輩出を目指しています。
 
中小機構北陸本部は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。全国にインキュベーション施設を運営するほか、スタートアップや起業予定の方のあらゆる課題やお悩みに専門家が無料で対応し、新たな一歩を踏み出そうとしている経営者をハードとソフトの両面からサポートしています。またIPOやM&A等を視野に、成長志向を有するスタートアップ、個人に対しては、伴走支援型のコンサルテーションをベースに各種コーディネート支援や、資金調達や事業提携に向けた成長加速化を支援しています。

このたびの学校法人金沢工業大学と中小機構北陸本部の連携協定は、こうした取り組みをさらに一歩前進させるものです。地域企業との産学協同による教育・研究をさらに推し進めることで、研究成果の社会実装を深化させ、新たな産業の創出をはかります。さらに、社会実装に関わった学生、企業双方から革新的なアイデアで新しいビジネスモデルを構築できるスタートアップ創出を目指すことで、大学・高専や企業内におけるイントレプレナー(組織内で新しい事業やプロジェクトを立ち上げ、イノベーションを起こす人材)や、アントレプレナー(自ら創業する起業人材)を育て、地方創生にも貢献します。

[1]ジェグテック(J-GoodTech)
中小機構が運営する日本の中小企業と国内大手企業、海外企業をつなぐマッチングサイト。
https://jgoodtech.smrj.go.jp/pub/ja/

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