同志社大学理工学部知的機構研究室とコマツ㈱が共同開発壁紙AI識別アプリがKANSAI DX AWARD 2024グランプリ

同志社大学理工学部知的機構研究室とコマツ㈱が共同開発壁紙AI識別アプリがKANSAI 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411069446-O3-gjL6og7f】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411069446-O4-Eo8pygnL

理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:小松 智)が共同開発した壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が、KANSAI DX AWARD 2024(関西デジタル・マンス実行委員会主催)にて、最高位であるグランプリを受賞しました。授賞式は、関西デジタル・マンスのクロージングイベントとして、2024年10月31日にQUINTBRIDGE(大阪市都島区)で開催されました。

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左から、平野氏、小松社長、奥田教授、岩垂氏、井上氏
(平野氏・小松社長・井上氏はコマツ株式会社、岩垂氏は理工学研究科の博士課程に在籍中)

KANSAI DX AWARDは、関西地域におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的とし、先進的なDXの取り組みを行う企業や団体を表彰するものです。審査のポイントは、横展開可能性、成果、新規性、経営力、組織力の5つの観点から評価されます。

・同志社大学とコマツの産学連携により、画像認識AIを活用した課題解決に挑んだこと
・同志社大学の学術的先端技術と、コマツの蓄積された専門知識、大手資材メーカーや競合企業6社からの理解・協力が集結し、素材表面の微細な差異を識別要素にする「自動テクスチャ識別プログラム」を開発したこと
・コマツ株式会社が、識別課題解決からアプリ化にあたり、社内にDXソリューション事業部を新設し、同志社大学、協力会社とシームレスに連携する体制で開発したこと
がポイントとなり、「産学連携によりAIを活用した壁紙識別アプリを開発・導入することで、インテリア業界全体における長時間労働や人手不足の解消に寄与した」と大きく評価され、グランプリ受賞につながりました。

■関西デジタル・マンスとは
「関⻄デジタル・マンス実⾏委員会」(事務局:関⻄経済連合会)は、関⻄のDX推進の機運醸成を⽬的として、10⽉を関⻄広域でのDX推進の強化⽉間とする「関⻄デジタル・マンス」を2023年に創設し、官⺠連携による様々な取り組みを実施しています。KANSAI DX AWARDは関⻄デジタル・マンスの取組みの一環で、DXに先進的に取り組む事例を表彰することで、企業へのDX推進のきっかけや参考となることを目的とした賞になります。
[関西デジタル・マンス実行委員会]
公益社団法人 関西経済連合会、関西広域連合、総務省 近畿総合通信局、経済産業省 近畿経済産業局、
一般財団法人 関西情報センター、独立行政法人 情報処理推進機構、独立行政法人 中小企業基盤整備機構

関西デジタル・マンスのWEBページ https://www.kankeiren.or.jp/kansai-dx/digital-month/

■「かべぴた」について
「 かべぴた」は、住宅用壁紙の修復や延伸工事の際に必要となる施工済み商品の品番特定を、AI技術を用いて迅速かつ正確に行うアプリです。従来、見本帳を何冊も使用し目視で品番を割り出す作業は、建築業界全体を悩ませていました。コマツ株式会社と同志社大学は、この課題を解決するために産学連携を開始し、形や色だけでなく、テクスチャ(素材)の質感や凹凸まで解析できる「自動テクスチャ識別プログラム」(特許出願中)を開発しました。
この技術を搭載した「かべぴた」は、2024年2月にリリースされ、数時間かかっていた識別作業を数秒で完了させ、メーカーと品番を迅速に特定できるようになりました。この技術は、他の建材や農業、医療など多分野への応用可能性を秘めています。
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