牛丼チェーン「神戸らんぷ亭」の全店舗が、2015年7月末をもって閉店した。
8月13日にJ-CASTニュースが報じ、一時は「Yahoo!トピックス(ヤフトピ)」にも登場。多くの人が「らんぷ亭ショック」に肩を落とした。
●「神戸らんぷ亭」の牛丼店がひっそり閉店 店舗は「家系ラーメン」へ業態転換
「らんぷ亭」はダイエーからミツイワ、マックと親会社が変わった。閉店後は、マックグループの家系ラーメン店「壱角家」に業態転換。その理由について、「担当者は『流行りだからですよ。売れるからです』と笑いながら答えた」という。時代の変化と言えばそれまでだが、ツイッターでは残念がる声が出ている。
受験で上京して、初めて食べた「牛丼」がらんぷ亭でした。合掌。 :「神戸らんぷ亭」の牛丼店がひっそり閉店 店舗は「家系ラーメン」へ業態転換 http://t.co/HG95dKAOed @jcast_newsさんから
— Yokosawa (@yokosawa) 2015, 8月 13
かくいうカス丸担当記者も、よく水道橋のガード下にあったお店に通った。ランプのともしびが消えたと知り、ちょっとしんみりしてしまった。
足で調べた「牛太」「チカラめし」の動向
牛丼業界は「吉野家」、「松屋」、「すき家」の3強が有名だが、他にも愛されるお店がある。
たとえば、「牛丼太郎」。かつては都内に複数店舗あったが、すべて閉店。代々木と茗荷谷のお店は「丼太郎」と改名したが、代々木店はこの3月で閉店してしまった。
カス丸担当記者は代々木店と中野店によく通っていた。「おしんこ10円」のポスターに惹かれて、ついつい頼んじゃうんだよなあ――。
●【超絶悲報】「丼太郎」代々木店、3月31日で閉店 残すところあと1店舗...
「ちなみに、『丼太郎』は『牛丼太郎』の『牛』の文字を取った名前。店名変更時は、『牛』の部分だけを赤いテープで覆い隠した店舗看板がネットで話題となった。
大手チェーンが次々と値上げに踏み切る中、牛丼並盛りを260円(しかもみそ汁付き)という激安価格で提供し続け、多くの支持を集めた」
ここ数年で急速に増えた「東京チカラめし」も、最近目にする機会が減った。こちらも運営元の三光マーケティングフーズが、多くの店舗をマックグループに譲渡している。これについては、元チカラめし店舗を聖地巡礼した、5月21日のJタウンネットの記事が詳しい。
●徹底調査! 「東京チカラめし」の跡地は今、どうなっているのか
「三光マーケティングフーズ→マックへの承継前に閉店した店舗は、『Sガスト』『横浜家系ラーメン魂心家』『つけ麺らーめん春樹』などの飲食店になっている。
一方、マックに継承された店舗は、『横浜家系ラーメン壱角家』『すためしどんどん』『鶏の華』『虎右衛門』といったマック傘下の別業態に変更されている」
かつて西荻窪にあった「東京チカラめし」は、マック系の「俺の鉄板王国」「情熱のすためし」を経て、ラーメン店「鶏の華」になった。カス丸担当記者は飲んだ帰りによく利用していたのだが、これも6月末で閉店してしまった。残念。
【久々のカス丸豆知識】「東京チカラめし」直営店の約8割を譲り受ける「マックグループ」は、すためし・油そばチェーン「どんどん」の親会社きゃすぅ → http://t.co/UZYsGUv1ON 同僚記者が「そういや西荻窪の『チカラめし』が『どんどん』になったな」って言ってるじぇい。
— カス丸(J-CAST) (@jcast_inu) 2014, 4月 11