スタートアップCxOの新たな採用戦略! アクシスコンサルティングが「CxO-Pass」の可能性を語るメディア向けラウンドテーブルを開催
アクシスコンサルティング株式会社は、2025年3月6日に「メディア向けラウンドテーブル」を開催した。ラウンドテーブルにはアクシスコンサルティング株式会社COOの伊藤文隆氏、EDiX Professional Group代表の江戸川泰路氏、株式会社StartPassCEOの小原聖誉氏などが登壇。2024年9月25日より株式会社StartPassと共同で開始したマッチングサービス「CxO-Pass」の動向や、スタートアップ企業におけるCxOの採用実態などを話した。

アクシスコンサルティング株式会社は、事業会社や一般企業向けの人材紹介、フリーランス事業、スポットコンサルサービスなどを展開。コンサル会社に勤める人材の4人に1人が登録する、業界最大手企業となっている。
近年、COOやCFO・CMO・CTOなど、さまざまな業務執行役員の役職が誕生した。その一方で、労働人口の減少や高齢化による人材不足が問題となっている。日本国内のスタートアップでのCxOポジションの求人は年間で約5,000件にのぼるが、まだまだ足りていないとのこと。

そのギャップを解消するべく開始されたのが「CxO-Pass」だ。「CxO-Pass」とは、コンサルタントがスタートアップ企業のCxOに副業や業務委託から携われるマッチングサービスのこと。「CxO-Pass」の強みは、まず未公開のCxO求人に出会える、次にファウンダーと面談ができる、そして副業で相性確認が可能な点にある。
CxOの副業について、伊藤氏は「昼間はトヨタとかソニーとか、大手企業の経営企画に対して戦略の提案をする方たちが、週末にスタートアップに対して戦略のアドバイスをしている。 それってすごく多分価値があることだと思うんですね。 大きな会社に対してバリューアウトプットを出しているようなレベルのものを、スタートアップの会社が同じノウハウを使えるのはすごく大きなことだと思います」と語った。
続いてトークセッションが行われた。まずスタートアップのCxOはどういう人材が求められているのかについて、江戸川氏は「もちろん、経営者に求められるコミュニケーション能力、課題解決力、リーダーシップなどは必要です。スタートアップ特有なのは、高い専門性や業界知見でしょうか。立ち上げた会社の課題解決にフィットする人材がやはり求められていると思います」と回答。
CxOのシェアリングや副業の可能性については「合わない経営者をフルタイムで入れてしまうと、資本政策での失敗やトラブルになりかねません。そういうときに、経験豊富な高い専門性を持っている方が、パートタイムでシェアリングであったり副業で関わってくださったら非常に助かるわけです」とコメントした。

小原氏は「優秀なコンサルの方々というのは、年収が非常に高いです。しかしスタートアップだと、年収を高くお出ししたいとはいえ、ない袖は振れないというのもまた現実です。 人材側としても、本当にこの会社は自分が考えているミッションとミートしてるのかな、本当に伸びるのかなっていうところは不安ですよね。だからこそ、急な転職では得られない世界線が副業期間を通じて作れるんじゃないか」と熱意を込める。

需要がますます加速するスタートアップのCxOポジション。今後の動向に注目したい。