部費や生徒の積立金・83万円横領 公立中学校教師(42)懲戒免職 教師は「TikTokの投げ銭に約50万円使った」

大阪府教育委員会は24日、羽曳野市の公立中学校に勤務する男性教師(42)を、懲戒免職処分にしたと発表。

トレンドニュースキャスター取材班は、府教委から詳しく話を聞いた。

吹奏楽部の顧問

府教委によると、男性教師は今年4月に当該校に赴任し、吹奏楽部の顧問を務め、会計も担当。

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また、4月~5月中旬にかけて、外部講師への謝礼や部の消耗品代をして、計30万5,000円を部員たちから受け取った。

教師はその金を自身の引き出しで管理し、1回につき2~3万円、少なくとも8回にわたり持ち出し、計23万2,000円を横領。

『自作自演』横領

さらに、この教師は1年生の積立金の会計も担当していた。

この積立金を横領するために、教師が『自作自演』。

教師は、「林間学校で使用するために、約60万円必要なので、その金額を口座から下ろしたい」と教頭に申告した。

しかし、林間学校の経費は口座振替を利用しているため、現金の出金は必要なし。

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教頭は「おかしいな」と感じながらも、事務職員に通帳と銀行印を、教師に渡すように指示した。

被害届提出

教師は、この金も使い込み、横領総額は83万2,000円となった。

府教委の聞き取りに、教師は「約50万円はTikTokの投げ銭に使った。ほかにも通販サイトでの買い物や食費、タクシー代にあてた」と話した。

学校は、9月に警察へ被害届を提出。

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なお、教師の親族が横領した全額を、学校側に返金したという。