キャビアのような「フィンガーライム」が拓く食と農の未来! ユーシンSLの挑戦

食のトレンドの中でも、近年、新しい食材や珍しいフルーツへの関心が高まっています。特に、見た目や味わいがユニークで、料理に新たな風味を加える果物が注目されています。その中で、「フィンガーライム」という果物に目をつけて、2023年より水耕栽培をはじめたユーシンSL株式会社。今回は、そんな「フィンガーライム」が、どんな果物なのか、その魅力や特徴について同社にお話を伺いました。

– フィンガーライムについて教えてください。どんな果物ですか?
フィンガーライムはオーストラリア原産の柑橘類で、指のような細長い形状が特徴です。味は酸味のある柑橘系の風味で、ライムに似ていますが、ローズマリーのようなハーブの香りと、ミントや山椒のようなスパイシーな風味も特徴です。最も特徴的なのはその食感で、『キャビアライム』とも呼ばれており、キャビアのように噛むとプチプチとはじけます。

– おすすめの食べ方について教えてください。
フィンガーライムは、魚介類との相性が抜群です。特に新鮮な牡蠣や寿司、刺身などにはぴったりで、食感の違いが楽しめます。また、オイルリッチなパスタやピザに加えると、後味がさっぱりとし、サラダに加えると新しい食感が楽しめます。デザートにも向いており、プリンやチーズケーキに加えると、風味が豊かになります。炭酸飲料に加えると、シャンパンのようなゴージャス感がプラスされます。

– フィンガーライムの水耕栽培について教えてください。
2023年のアグリ事業立ち上げに伴い、私たちが独自に開発した水耕栽培装置『AquaPomum』(アクアポムム)を使用しています。この装置により、フィンガーライムに十分な水分が行き渡り、より際立った食感のフィンガーライムを栽培することができました。2024年には通信販売や直売所での販売を開始し、次回の販売は2025年6月を予定しています。

– フィンガーライムの栽培における今後の展望は
私たちが水耕栽培に取り組む理由は、「働きやすいファーム」をつくり、将来的に高齢者の雇用を生み出したいと考えているからです。
現在、多くの農園では鉢植えや接ぎ木による露地栽培が主流ですが、私たちは省力的で衛生的、そして人にやさしい環境を目指し、水耕栽培に挑戦しています。土を使わないことで害虫や病気のリスクが減り、作業負担も軽減。結果的に品質が向上し、誰もが働きやすい環境が整います。また、従業員に余裕が生まれれば、品質もさらに向上し必ずお客様へもやさしいファームになるはずです。
こうした環境の実現のためにも、まずはフィンガーライムの魅力をより多くの人に知ってもらうために、【AquaPomumu】での安定した収穫と生産量の向上を目指していきます。

取材協力
ユーシンSL株式会社
代表取締役社長 岩越 泰憲
https://www.ushinsl.jp/

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