「フジ・コンシューマ・プロダクツ」初の事業戦略発表会を開催 「カルチャーで人々の心を耕す」IP事業の新たな展開

合同会社フジ・コンシューマ・プロダクツ(以下、FCP)は2024年11月7日、東京・お台場のフジテレビ本社で会社創設後初の事業戦略発表会を開催した。同社は、株式会社フジテレビジョンとフジ・メディア・ホールディングスが共同で設立した新会社で、キャラクタービジネスを核としたIP事業展開を掲げる。

強力なIPとグループの支援で市場拡大へ

発表会では石井浩二チーフエグゼクティブオフィサー(CEO)が登壇し、FCPのビジョン「カルチャーで人々の心を耕す」を発表。「フジテレビのメディアパワー」「優れたIP群」「強力なチーム体制」を成功の3本柱に据えるとし、これまで以上に視聴者と深くつながる取り組みを強調した。

特に注目されたのは、同社が保有する人気キャラクター「ガチャピン・ムック」や「チャギントン」を活用した事業計画。2024年12月には東京コミコン2024のスペシャルサポーターとしての活動を皮切りに、国内外での展開を加速させる。石井氏は「新しい形のライセンスビジネスを届けていきたい」と意気込んだ。

北村彰啓チーフオペレーティングオフィサー(COO)は、FCPの事業戦略の具体策を説明。

「クリエイティブ」「マーケティング」「パートナーシップ」を柱に掲げ、年間50以上のスタイルガイドを制作し、キャラクターごとのブランド価値を高める計画を示した。さらに、SNSやテレビを活用した広報活動を展開し、若年層から家族層まで幅広いターゲットをカバーする方針を明らかにした。

また、ハチエモンなど地方キャラクターの全国展開や新規事業分野としてのヘルス・ビューティーへの進出計画も発表された。

「心を癒すキャラクター」への挑戦

寺﨑純子チーフクリエイティブオフィサー(CCO)は、「ストレス社会に癒しを届けるキャラクタービジネス」を目標に掲げた。キャラクターが「セラピスト」として機能する新たな発想を提案し、リラックスやストレス軽減を促す製品展開を目指す。寺﨑氏は「革新的なアイデアで市場に変化をもたらしたい」と述べた。

発表会の最後には、石井氏が「皆さまの協力で心に響くカルチャーを共創し、新しいビジネスモデルを切り開いていく」と締めくくった。

合同会社フジ・コンシューマ・プロダクツ
設立日:2024年10月1日(火)
所在地:東京都港区台場二丁目4番8号 株式会社フジテレビジョン オフィスタワー15F
資本金:5,000万円
代表社員:株式会社フジテレビジョン
職務執行者:石井浩二(編成総局ビジネス推進局長)
出資構成:フジテレビ80% FMH20%
事業内容:ライセンスビジネスに関わる企画営業、開発・調達、マーケティング、クリエイティブ制作、コンサルティング

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