「キャリアリンク」が建退共「電子申請方式」普及推進に向けデータ連携試行に参加

CCUS認定システム「キャリアリンク」を提供するコムテックスが、建設業退職金共済事業本部(建退共)と協力し、「電子申請専用サイトへのデータ連携(試行)について」に参加し、有効性を期待できる結果を発表しました。

概要

事業主体:コムテックス
協力団体:株式会社建設技術研究所
目的:「電子申請方式」普及推進
対象:建設業退職金共済事業本部(以下、建退共)
詳細URL:https://www.kentaikyo.taisyokukin.go.jp/denshi/

「電子申請方式」普及と課題

「電子申請方式」には共済契約者にとって多くのメリットがありますが、現状では「証紙貼付方式」の利用が90%以上を占めています。この状況を改善するため、建退共は民間の入退場管理システムや就業履歴システムなどから「電子申請専用サイト」への就業履歴情報等を登録する運用業者の参加を募り、就労実績データの連携(試行)を実施しています。

「キャリアリンク」の取り組みと期待効果

コムテックスが提供する「キャリアリンク」は、多くの建設会社が利用する就労者履歴管理システムで、今回のデータ連携試行に参加しました。利用者の声を元に、「キャリアリンク」は「電子申請方式」を容易にするための機能改善を行いました。この結果、技能者は入退場登録のみでOKで、元請事業者は簡単に就業実績ファイルを出力できるようになりました。これにより、パソコンに不慣れな下請事業者でも容易に「電子申請方式」を利用できるようになり、紙ベースの手間が大幅に削減されることが期待されています。

まとめ

コムテックスは「電子申請方式」普及推進のための取り組みを続け、生産性向上につながるシステムの改善に努めています。また、「キャリアリンク」の機能改善によって、「電子申請方式」の運用が楽になり、建設会社の業務負担が軽減されることが期待されています。