2016年度の焼酎メーカーの売上高ランキングで1位となったのは、芋焼酎の「黒霧島」を製造する霧島酒造(宮崎県都城市)だった。帝国データバンク福岡支店が2017年8月30日に発表した。
最近の「家飲み需要」を反映して、「紙パック」が売れていることが背景にある。
「紙パック」が人気
霧島酒造の2016年度の売上高は、前年比10.4%増の 650億7200 万円となり、初めて600億円を超えた。上位10社のうち、唯一2ケタ台の増収で、突出した。2位以下の三和酒類(477億3800万円)、雲海製造(164億2000万円)などを大きく引き離す結果となっている。
同社は14年連続の増益で、焼酎メーカーの売上高ランキングで5年連続トップとなっている。
霧島製造がトップになった理由について、帝国データバンク福岡支店はJ‐CASTニュースの9月4日の取材に、「紙パックが人気を呼んでいる」と話した。「家飲み需要」を反映しているとみられる。