人が集団、組織で生活していると巻き込まれがちなのが派閥問題。会社でも、仲よしグループから人事を左右する本格的な人脈まで、さまざまな派閥が厳然と存在しているようである
対応に苦慮するエピソードも
映画生活検索サイトの「トーキョー女子映画部」の調査によると、7割の女性が派閥争いを感じていることが分かった(280人が回答、2016年10月7日公開)。
「身近なコミュニティに派閥はありますか?」の質問には、「ある」(21.1%)、「なんとなくだが、あると思う」(47.9%)、「ない」(31.0%)という回答結果となり、ほぼ7割の女性が派閥の存在を意識していた。
「派閥があるとき、どうするのが得策だと思いますか?」という質問には、「中立な立場をとる」(51.8%)、「自分に合う派閥に属する」(33.2%)、「必要なときだけ、どちらかに加担する」(11.4%)、「強い派閥に属する」(3.6%)という回答が返ってきた。
半数は「われ関せず」の立場を取るが、半数は派閥の現実を受け入れ利のある行動をしようとしているようだ。
アンケート回答とともに寄せられたエピソードを見ると、
「小学校の頃が一番激しかった。派閥を作るのって幼い」
「関わりたくないから中立の立場をとっていたら、両派閥から嫌われた(笑)」
「会社の女子内では派閥とまではいかないが、仲の良い、悪いがある。私は社歴も長いし、そういった派閥に入るのも嫌いだが、社内のボスキャラ的女子と飲みに行ったとき、彼女の嫌いな女子が目の前から歩いて来て、そのときにそのボスキャラがボソッと『(私と)一緒にいるところをその子に見せつけてやりたい』的なことを言ってきた。どうやら『社歴の長い私と仲良し=自分には強力なバックボーンが付いている』と、相手に見せつけたかったようだ」
「同じマンションのママ友派閥。ボスママが気に入らない家庭の悪口を言いふらし、暗に関わらないようにほのめかして、じわじわとターゲットの家庭を孤立させていた。 狭いマンションの人間関係だからこそ、怖い。とにかく悪口はいつも聞き流し、加担しないように気をつけている」
など、対応に苦慮している人もいるようだ。