就活をスタートする上でもっとも大切な心がけの1つが「身だしなみ」だ。髪を明るく染めていた人は黒や濃い茶色に染め直し、多くの女子学生は「面接官うけメイク」を研究したり。では、「若ハゲ」はどうしたら......?
自信喪失気味の就活生が頭を抱えているようだ。
「話のネタにできたらプラス」
悩みが寄せられたのは「Yahoo!知恵袋」だ(2016年9月17日)。
22歳、大学4年生の投稿者は「正直言って結構なM字の若ハゲ」。就活を始めるにあたって前髪を短く切ったところ、「まさか...と思うほど生え際のM字と薄さが目立つんです...」。
「それ以来外に出るのも嫌になってまともに就活が出来ないどころか学校に行くのさえストレスになってしまっています」と相当思い詰めている様子の投稿者。
「若ハゲで悩んでる方はどうやって就活を乗りきりましたか?」
と、アドバイスを求めている。
回答者からは、
「髪の毛が薄い/濃いの判断基準は普通の企業には無いと思います。そのまま、清潔感を持って就活をして頂くことをお薦めします」
「社会はハゲには寛容ですから、気にする必要は全く無いです、堂々としてればよいです。悩まなくていいとこで悩んじゃってるってことです」
と、数々のハゲ......いや励ましが。
励ましどころか、「面接で有利に使える材料だぞ」とのアドバイスも。
「割り切ってネタに出来るくらいであれば、むしろ余計なプライドが無く神経も太いと思われるので、プラスだと思います。実際、そういうスタンスの営業マンは多いです」
問題は「髪の量」ではない
「NEWSポストセブン」(2013年1月27日)では、人材コンサルタントの常見陽平氏が薄毛の人について、
「自信を持たず、委縮してしまう方を時々見ますが、こういった方は人相までも悪く見え、実にもったいない。『髪の量』だけでなく、『人格』全体を自ら否定している感があります」
と指摘。薄毛から来る自信のなさが、実力より低い評価につながる可能性もあると注意を促す
そうは言っても気になる、何としても薄毛を改善したい! という人には、同記事で銀座HSクリニックの北嶋渉院長が、専門医にかかり脱毛を抑える薬や育毛剤の処方を受けるよう勧めている。頭をブラシで叩く、昆布を食べる、頭皮の脂を取るシャンプーを使うなどの対策では、残念ながら増毛までは望めないようだ。(MM)